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治してくれそうな何かや誰かじゃなくて…


脱保湿を始める前は
アトピーの症状が出ていると
早くこの症状から逃れたいと、
早くこの症状を消してしまいたい、
押さえ込んでしまいたいと考えていた


薬を使ってしまおうか
保湿の化粧水を変えみようか
あの人の言ってたサプリメント使ってみたらよくなるかもしれない


あの時は、毎日こころが揺れていた
まだ覚悟も自分の身体を信じることも
本当のところではできていなかったから


だけど、脱ステ脱保湿を始めてみてわかったんだ
あぁこれはすべて自分の問題なんだ
自分で乗り越えていくしかないんだと。

どんなにいいサプリメントを飲んでも
朝起きたらよくなっている,なんてことはない
サプリだって治すものではないから
自分の身体が働いて治してくれるのを待てないといけない。

伴走する、サポートします、というサービスもあるけど
その人たちが暮らしの全てを助けてくれるのだろうか?

家事をしてくれるわけでもないし
子どもたちの対応をしてくれるわけでもない。
夜、起きる子どもの対応をしてくれるの?
夜痒くて眠れない苦しさ、不安定さを変わってくれる?
人と会うとき、どう思わられるんだろうという不安をなくしてくれる?
みんなが理解してくれる場をつくってくれる? 


症状が出て本当に辛いことは
出ている症状自体より
症状を伴って生活を送らなければならないことだった


その人と話している間は救われるかもしれないけどその人と話している時間は生活のほんの一部で
話していない時間の方が圧倒的に長い

だから、誰かや何かに、すがる思いで助けてもらうんじゃなくてじゃなくて、
自分で治す、と決められるかどうかだと思う
この症状を引き受けて、出し切ると決めることだった

これは頭でどうこうするものじゃなくて
わたしの場合、本当にこころから出た声だった
あぁもう自分で治そう。
こころから出た声はとても軽いんだ
わたしも初めてわかった


そう思えると不思議と体への信頼が生まれた
わたしの身体は絶対治してくれるんだと。


そして、本当に必要なのは薬でも、サプリメントでも、伴走してもらうことでもなく
同じ土台で、同じ気持ちで分かり合える横のつながりだった。

経験や想いを共有できる仲間
この存在にわたしはすごく救われた
同じ経験をしているからこそ分かり合えること
経験したからこそのアドバイス
どんな症状が出ていてもわたしを認めてくれる存在
受け止めくれるという安心感


症状が出ていることの意味を理解しあえて
他の何でもなく、この身体がちゃんと治してくれるという信頼を持っている人との繋がりで
わたしはアトピーと向き合えている


この身体があれば他に何も要らなかった。 
必要なのは人だった







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