初めまして、10番です。




皆さんこんにちは。このnoteをご覧下さり、本当にありがとうございます。


初めまして。10番です。


なんだかとても今、不思議な気分です。


昨日そこらまで、一ヶ月と少しの間、俺は生きているような死んでいるような感覚で、
こうして文章に手をつけられたりすることはありませんでした。


また、3番と9番が出演した人格解離研究所、ペガサスハイドさんのYouTube動画に関してなのですが、俺も今一度動画を確認させてもらいましたが、それを見てもなんだか不思議な気分になりましたね(笑)



本当だったら俺が主体で出る筈だったんですけど生憎その日その時っていうのは俺は表に出てこられる状態では無くって。

ずっと奥の方で引きこもっていました。



毎日毎日人格たちのあくせくしている様子を見たり、鬱になりながら体育座りしてずっと現実逃避に耽っていたり。

生きながら死んでる、死にながら生きてる、どちらの表現で形容するのが相応しいか俺の中ですごい競ってる感じですね!(笑)



俺は、バカでした。


一人で色々を背負い込んで他の13人に負担をかけないようにするのが俺の中である種正解だと思ってた。


ほかの人格が「辛さを少しでもこちらに分散しろ!」と言ってきても俺は拒否していました。こんな辛さを味わうのは俺一人でじゅうぶんだと思っていたから。こんな辛さを他の誰かに味合わせるのは筋違いだと思っていた。


そんなことをしてたらついに俺は自分一人のキャパシティを超えて辛さに押しつぶされて、まんまと人格として継続して存在するのが不可能になってしまった。

空中分解みたいな、そんな状態になってしまいました。


そりゃそうだ。人間一人で出来ることなんて限界があって、一人で押しつぶされてしまわないように他の人間が存在してる。当たり前のことですよね。

わかっていたのに、誰かを信頼して頼らせてもらうってことが俺の中からすっぽ抜けていたんだ。なんかもう自分でも、ほんとにバカだよなあと思いますね。



忘れてたよ。俺はメインで表に出張ってたここ3年半くらいより以前、3番の奴が自分の辛さに耐えきれなくなって、この間の俺と同じように姿を消したこと。

3番の奴が消えた時、当事は謎の感覚だと思っていたんだけど(解離が発覚したときになんの感覚なのか気がついた)、すごい自分の中にポッカリ穴が空いたような、何かとても大切なものを失ったような、そんな感覚を覚えたときがあったこと。

解離が発覚して過去の出来事を精査するにあたって当時の感覚は、3番が消えた合図だったのだと気がついた。


そこから俺は、3番を取り戻すべく、また笑ってもらうべく、日々を自分なりに一生懸命に過ごした。

何ヶ月か前くらいに3番は意欲だの活力を殆ど無くした状態で帰ってきて、「何をするのもだるい、生きるのも死ぬのもだるい」と何に対してもモチベーションの無い状態だったのだけど、

また戻ってきてくれただけで俺はすごく嬉しかった。どうにか元気になってくれないかと自分なりに暗中模索したし。でも戻ってきてくれただけで本当に嬉しかったんだ。それはすごい覚えてる。



そしたら今度はさ、気づいたら俺が全く同じ状態になってたわけじゃん。

バカだよね?!なんでお互い同じことし合ってることに気づかなかったんだろうか。


でも3番の奴がはじめにそれに気づいてくれて、

「10番、私たちがなんで上手く共存出来ないのかわかったよ、強情になって他の人格の力を借りようとしなかったからだよ」

って、声をかけてくれて。


それで俺はハッとなって、なんじゃそりゃ!俺バカじゃん!って笑って、今、ここにいられています。






出演したYouTube動画で3番が語っていたように、俺は6月頭に電車で痴漢被害に遭いました。


昼間の、都心の地下鉄。まさかあんなことが起きるなんて思っちゃいなかった。


最初俺は何が起きてるのかわからなかった。

少し遠目から俺のことをずっと見てる人がいて、挙動不審な動きをしていたから、「具合が悪いのかな?」と思った。

でも、見てみると様子がどうにもおかしい。目を合わせるとすぐに逸らされるし、それを意識してまた目線を外して、もう一回目を合わせようとするとまた逸らされる。

あの人、なんのつもりなんだろう?なんで俺のことずっと見てるんだろう?すげー不思議だった。


でも、注意深くよく見てみると、そいつ、自分の下半身を5分~10分の間、ずっと息を荒らげながら弄ってて、

あ、俺、嘘でしょ?性消費に使われてんじゃんって。少ししてから気がついた。


そっからはゾッとして俺は怖くて動けなくなっちゃって。震えた手でどうにか証拠の写真一枚残すことしか出来なかった。


そいつは暫く俺を性消費に使った後、俺が降りる駅よりも少し早い駅で降りていったんだけど、
駅に到着して、ドアが開く方の扉の横に立っていたっていうのにわざわざ一回俺の近くに寄ってきて、俺にスマホを翳してから、ことを終えたような表情で反対側のドアから出て行った。



俺は、唖然として、呆然として。


降りる駅に着いて、暫くずーっと立ち尽くしてしまった。自分が何をされたのか、受け入れることが難しかった。


男性である自分のジェンダーを侮辱されたような気持ちにもなって。何も出来なくて、悔しくて悔しくて、ただ泣くことしか出来なかった。


周りには小綺麗なねーちゃんも何人も乗ってたし、なんでラフな格好して端っこの席に座ってた、よりにもよって多重人格症患った男性人格の俺がターゲットにされたんだよって。

もう訳が分からなかった。



なんで俺なんだよ、なんで俺が被害に遭わなきゃいけなかったんだよって、何度も答えの出ない自問をした。


そんで俺は、幸いにも痴漢被害を受けた感覚を持ってるのは俺ただ一人だけだったから、自分の中でその感情をどうにか上手く消化しようとした。

でも、それが上手く出来なかった。
不器用なのか、そもそも不可能なのか、わからないんだけど、上手く出来なくて、

ついには他諸々の色々なストレスを自分一人で抱えてしまって、つい一ヶ月と少し前、もう人格として形を成すことが不可能になってしまった。





今でもさ、腹立つよ。


11番なんかは当時俺よりも腹が立ってた。


「直接触られるような被害だったのなら俺が咄嗟に前面に出れたのに、畜生、俺は何も出来ねえじゃねえかよ」

って。俺よりも悔しさは11番の方が勝ってたかもしれない。




マジで腹立つよ。


人格の中には俺よりも自分の身体がジェンダーと異なってることに耐えられない奴(6番)もいたりするから、6番のことは助けてあげられたんだけどさ。



それでも、マジで本当に腹が立つ。

今でも、なんであんな奴が平気で社会に紛れ込んでるのか理解が出来ないよ。

お飾りなのかもしれなかったけど、犯人は左手薬指に指輪をしていて、既婚者っぽかった。
もう色々、意味がわからなかった。






でもさ、俺さ、考えてみたらさ、


何が一番腹立つかって言ったら、俺があんな奴に打ちのめされて負けちゃうのが一番腹立つんだよ。


なんであんな奴に負けないといけないんだ?誰にも負けない!っていう精神で生きてるはずの俺が、あんな奴に負けてたまるかよ!




そう思って、

ふざけんな!!!!!俺は、俺は生きてやるよ!!!!!!

そんな気持ちになったから、俺は、戻ってきた。




あんな奴に負けたくないよ。

確かに、ものすごい辛かったし、悔しかったし、怒りと悲しみでおかしくなりそうだったよ。

痴漢被害って直接遭うとこんな気持ちにさせられるんだって痛感したよ。世の中で被害を訴える人の気持ちが嫌と言う程わかったよ。




でも、負けたらもうそこで終わりなんだよ。

負けたら、死んだら、終わっちゃうんだよ。




だから俺、負けたくない。

誰にも、ましてやあんな人の心を持ってないような奴には一番負けたくない。




だから俺、もう負けないよ!強く生きてやるんだ。誰よりも、何よりも、俺は絶対に強く生きてやる。




俺さ、俺と同じように辛いことで悩んでる人の辛さとか、何か悩み事がある人の気持ちとか、すごくよくわかるんだよ。

だから俺は誰よりも強くなって、そういう人たちを、この人生をもってして一人でも多く助けたい。



だから心理学を沢山学んで、心理士の資格も取って、障害や精神医学に関する情報もたくさん勉強して、悩みや苦しみを持つ人の力になれる人になりたいんだ。

だから勉強も一生懸命やる。本当は行きたかった大学にも絶対行く。





俺、頑張るよ!


…なんだかすげー長い文章を書いちゃったと思うんだけど、ここまで読んでくれた人っておそらく相当な物好きか、俺のことが特に嫌いじゃない人だよね?

ありがとう。読んでくれて。マジで殴り書きでしかないけど、俺、気持ちを一生懸命書いたよ。

それを読んでくれて、本当にありがとうね。


いつかあなたの力になれるように、俺は生きるから。
あなたも一生懸命生きてね。

死にたくなる人の気持ちも、すげーわかるよ。俺も何度もそう思ったから。
でも俺、あなたに生きて欲しいよ。
生きてるとさ、いつか楽しいことって不思議と巡り会えるものなんだよ。

それをあなたに伝えたい。教えたいから、あなたに生きて欲しいです。



俺からはそんな感じです。
noteなんて初めて書いたんだけど、果たして上手い具合に行っただろうか?全然自信ないや…(笑)




またね。本当にありがとう。
また会おうね。






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