書いたことが事実と違うことに気づいてから、ムスメとのコミュニケーションがするするしている。
今週末、2度目の講座を受講するので、復習をかねてアウトプット。
それは書いてコミュニケーションをトレーニングするという心理学で、
「セルフカウンセリング普及協会」主催の講座です。
ある悩ましいワンシーンを切り取って、そこを書きだすというワークでした。ワタシの視点と、相手の視点を別々の欄に書くのです。
ワタシは、ムスメとワタシのある会話のシーンを書きました。
まるでシナリオを書いているかのようで、どちらかというと得意な形態。
苦も無く描き進めたのです。
選んだのは、ムスメがワタシに大学の進級が危ないかも、っていう話をし始めた瞬間から、ワタシが驚いて怒ったシーン。
最後の行には、いまのワタシなら、どう娘に声をかけるか、というところまでが課題です。
自分のその時の反応や気持ちは、ウソや偽りなく書き綴りました。
さて、ムスメの言葉や心情の欄。ワタシはこう書きました。
「親に言いたくない。怒られたくない。でも言わなくちゃ。」
そしたら、講師のかたはその欄をよんで、こうアドバイスをくれたのです。
なんだと思います?
「娘さんは、親に言いたかったんですよ?」
え?
少し泣きそうな気持になりながら、ワタシは何度も言葉にして繰り返してしまいました。
いいたくなかったんじゃなくて、言いたかったんだ!!
いいたくなかったんじゃなくて、言いたかったんだ!!
そうです、言いたかったんですよ。
帰宅してこのワークの話をし、ムスメがあの瞬間どう思ったり考えていたか、インタビューしました。
留年かもの可能性より、親に告白することが一番怖かったんだそうです。
さらに、ワタシがどう反応するかも想像して、その想像は「ひたすら怒られて、皮肉を言われ、学費が無駄だって睨まれる」がイメージだったそう。
なのに、実際のワタシとムスメのその日の会話は、
「卒業したいって思ってるの? 恥ずかしくて学校行きたくないとかならない? どんなとこを反省して、そこをどうする? そこまでイメージできてるなら、後期のテストで、全力だすしかないもんね。まずそれだよね。諦めない!」
っていう話し合いをしたんだそうです。(すっかり忘れてた)
なんだ、そこそこ理解あるお母ちゃんじゃねーかよ。
「うん、そうだった。思ってたより怒られなかったし、心配もされなかったし、ちょっと驚いた。」んだそう。
へえええとか、やっだーーとか、まぢで? と大笑いしながら、
「実はこう思ってた」「それが思い込みだった」「想像してたよりずっと深い話ができて、思いがけず相談できたんだった」というムスメの本心を聞けました。
「娘さんは、親に言いたかったんですよ?」
この一言があったから、ワタシは自分の思い込みに気づけて、ムスメにしていた誤解の鎧を脱ぎ捨て、真の心をさらけだして話しができました。
1人では気づけないこと。自分のことって見えないんだよねぇ。
だから書いたものにフィードバックが欲しいんだよね。
第1回めのワークショップ以降も、ワタシとムスメは、本当に色々なことを話すようになっています。
話す。受け止め合う。解釈しあう。お互いの意見をいいあう。
それを繰り返すオシャベリ時間が、とっても心地よくて、
「私たちお互いのカウンセラーみたい!」 って言っちゃうくらいの時間もたまにあります。
書く、誰かに読んでもらってフィードバックもらう。
自分のことに気づく。気づいたことを周りに伝える。
もうこのやりとりが、エネルギーの循環な気がする。
大事な関係の人とのコミュニケーション。大事にしたいな。
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