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ちゃんとしまう。ちゃんと捨てる。

ワタクシの人気記事w(いやほんとに、アクセス数一番です。)

こちらで書いたように、ワタシは最近、すごく丁寧にしまったり、たたんで暮らすことを心がけはじめました。
いまここ。これはじめてまだ、数か月ってとこですけれど。


着物を大切にしている人の暮らしを覗いたとき、収納力と把握力の高さにがくぜん、あぜん、かんどう、をしたことがあります。

たとう紙、という着物を畳んでしまう紙わかります? あれに、ひとつひとつにちゃんと「名古屋帯・博多織なんとか」「洒落袋帯・なんとか織」「牛首紬・濃茶」って一枚一枚ちゃんと書いてあったんです。

そのたとう紙のすみずみはどこも折れてないし、汚れてもない。
日干しのたび、入れ替えたりしていたのでしょうか。
ちなみに着物と帯で、数百枚はあるという、めちゃくちゃ優雅な暮らしの方でした。
和箪笥が9棹あるそうで、ワタシとお友達は、その中からお好きなものをお持ちくださいって言われて、伺ったのでした。


ちゃんとしまう。大切にする。
を目撃した時、ワタシはとんでもなく美しいものに触れた気がしました。

着物のお値段や価値はあんまりよくわかりません。
ただ、とても大切にされていた方のものが、縁あってワタシのところに来てくれた。ワタシはこの帯たちに選ばれたんだ、だからワタシも恥ないように、大切にしよう。
そう思って、自分の和箪笥を総入れ替えして、大事に大事にしております。(めちゃくちゃ大事にしてるつもりで、多分人並みくらいだと思われる。)


なんとなく、自分で着物が着られる人になりたーーい💛
っていう思いつきだけで始めた着物なのですが、ワタシが一番避けてきた、丁寧とか四隅をきちんととかが、ぎゅうぎゅうに詰まってて、
もうなんというか、ああ、ここがワタシの宿題だったのね。
だって、ちゃんととか、きちんととか、丁寧にとか、大切にとか、綺麗にとか、そういうのをぶっ飛ばしていい加減に暮らしてきたって自覚あるもん。

ボタンが取れたら洋服を捨てちゃうし。
裾がほつれたからって縫うと糸が見えちゃうからやっぱり捨てちゃうし。
お気に入りだからってお直しに出したりもしたけど、キリがないなぁ、なら新しいの買えばいっかって捨てちゃうし。
そんなんだから、猫がのろうと、ひっかこうと、まいっかって大らかを通り越して、ずぼらでだらしがない感じだったワタシなのだけど、

着物に関しては、真逆の人なのだ。
なんなら、半襟っていう襟なんて縫ったりほぐしたりしちゃうし、アイロンだってかける。着物は猫に触らせない。

人は変われるw
いやほんとに。


着物のおかげで、人間らしくなってきたので、とてもいい出会いだと思っております。

あ、ちゃんと捨てるだけど、自分が着たい着物を置くために、ただ箪笥の肥やしになっていた着物や和装小物は、思い切って全部捨てました。
母のかも? 祖母のかも? でももういいやって。
そしたら、お気に入りのモノたちがたくさん箪笥に入ってきてくれたので、ちゃんと捨てるって大事だなぁって思ったのでした。


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