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信念を貫き正面から向き合える、ミーミルの思想や組織文化(Product BizDev Team 芦田 萌)

プロダクトの開発を行う、Product BizDev Teamに7月、PdMとして中途入社された芦田萌さん(以下、萌さん)。キャリア形成の軸やミーミルに入社された理由、ミーミルのカルチャーなどについてお話を伺いました。萌さんの素敵な人柄が感じられるインタビューをまとめたので、ぜひご覧ください。


「知の流通によってより良くなる世界」


ーミーミル以前のキャリアについて教えてください。

これまでIT系のベンチャーを数社経験してきました。主にディレクターやプロデューサー・プロダクトマネージャー(PdM)と言われるポジションで、ビジネスサイドに軸足を置きながらエンジニアとの連携を行ってきました。to Cでありながらto B要素もあるサービスにも関わった経験があったので、ミーミルの提供するENS(エキスパートネットワークサービス)事業と近い部分があり、自分としては勘も働きやすい領域かなと思っています。
今回、転職を考えたのは、より事業ドメインの制約が少ない環境で開発ができる領域に移り、PdMとして成長したいとの思いが大きくなったからでした。

ー企業選びの軸はありますか?

企業のミッションや事業内容に共感でき、そこに「思想」や「信念」が感じられるかどうかというところだと考えています。以前から「知の流通によってより良くなる世界」に強い関心がありました。これまで在籍してきた企業はいずれも、その世界の実現に寄与する事業を行なっていたと捉えています。
これだけインターネットが発達した現代においても、意思決定のトリガーとなり得る信頼性の高い情報にアクセスすることは難しいと感じています。専門的な知識であればなおさらです。大学時代に法学部で学んでいたこともあり、より望ましい情報の取得によって、個人や企業における納得のいく正しい意思決定が行われ、それによって豊かな人生が創られていく世界が実現できれば素晴らしいと考えていました。
そんな中、今回の転職活動を通じてミーミルと巡り合い、当社が目指している世界観にとても感銘を受けたんです。同じ思想を持ち、理想とする世界の実現に私自身貢献していきたいと強く思えました。

「情熱」が感じられるかどうか。

ーまさにミーミルのミッションでもある「経験知に価値を与える」が目指す世界ですね。

転職活動をはじめるまでは、ミーミルのことは全く知らず、「エキスパートネットワーク」という概念も理解していませんでした。どちらかというと個人の持つスキルをスポットで提供するスキルシェアと似た市場なのかな?と思っていました。ですが、「NewsPicks」を通じて以前から関心を持っていたユーザベースへ応募して面談を進めていく中で、ミーミルのPdM職も紹介してもらったんです。
選考を進めるうちにだんだんとミーミルの事業理解も深まりました。単なるスキルの提供ということではなく、エキスパート個々人の自己実現や幸せを願い、知見の流通を通して企業の意思決定を支えより良い社会を創っていく。そのことを本気で考えている会社だということがよくわかりましたし、これまでの経験を生かして貢献できそうだというイメージが沸きました。


ただ、入社を決めた理由はそれだけではありません。本当に最後の一押しになったのは、守屋さん(弊社共同創業者)から「情熱」を感じたからなんです。「信念」とか「誠実さ」と言い換えてもいいかもしれません。
実は、ミーミルの内定を受諾する最後の最後まで、別の会社と悩んでいたんです。どちらも共感できる事業内容で、そのことをエージェントにも伝えていました。すると、守屋さんがわざわざ休日に時間をつくってくれて、もう一度面談をする機会をいただいたんです。そこでは働き方や仕事のやりがい、組織の在り方などについてたくさんお話をさせていただきました。創業当時、川口さん(弊社代表)とふたりで組織や働き方についてカフェで何時間も議論をしたというエピソードを聞いたり、仕事観についての本を紹介してもらったりしました。
ベンチャーはどうしても事業の成長にフォーカスが当たりやすく、これまでの経験から、「事業」と同じくらい「組織」や「人」のことも考えられるベンチャーは稀有だと思っています。私自身社会人になりたての頃は、興味の対象は事業がほとんどを占めていましたが、社会人として年月を積んでいく中で、会社もサービスも詰まるところ人の集合体であり、生き物であって、どういう人達がどういう思いで取り組んでいるのかがとても大切なんだと、そしてそれが事業成長の如何を決めていくのだと思いはじめました。「健全な組織からしか本当にいいサービスは生まれない」と考えています。
守屋さんの話し振りからは、その点においてまさに嘘偽りない情熱を感じました。それが本当の決め手です。

「フラットに正しいことが好きな人」が多い

ー実際に入社してみてどうですか?

入社前に聞いて想像していたこととギャップはなく、とても素敵な組織カルチャーがあると思います。メンバーに関していうと、特に「フラットに正しいことが好きな人」が多い印象があります。特に私たちのチームは、ミーミルのバリューである「和して同ぜず」が色濃く根付いていると感じます。チームメンバーは皆これまでにさまざまな経験を積んできた「ひとりで立てる人たち」です。その分、それぞれの価値観を持っているので、意見が割れるときもあります。でも、根底にまず信頼があるから、思考停止せず、前向きに議論を進められています。「何かあったとしても、話し合えば分かり合える」と信じられます。

ー業務内容についても教えてください。

現在は、エンジニアとともに、エキスパートが利用する機能や、社員が業務で使う機能の開発を進めています。まだ歴史の浅いプロダクトなので、実装したい/するべき機能はたくさんありますが、現状限られたリソースの中で何をするべきか、メンバーと試行錯誤を重ねながら取り組んでいます。特に直近は管理要素の強い機能開発を行っているので、慎重に完成形を見据えて設計していきたいと考えています。
最近、あるプロジェクトにアサインされたのがきっかけとなり、開発部門で力を入れている分野に関連する技術系の資格を取りました。そのプロジェクトは、ビジネスサイドではひとりのメンバーが長く担当してきた業務でした。彼女はミーミル歴が長く、業務理解が非常に優れている「生き字引」的な方です。そこにジョインした私が、私ならではの立場からこのプロジェクトに貢献し、アップサイドを作っていくには、現在手が回っていない部分で寄与することが必要だと考えました。
プロジェクトの状況を見ていると、データサイエンス部門とビジネス部門の間で相互理解を深めると、よりスムーズに開発が進みそうだ、と思えてきました。そこで私が資格勉強を通じてデータサイエンティストのみなさんの世界を覗いてみよう、と考えたのです。試験直前に新型コロナウイルス感染症にかかってしまうというトラブルもありましたが、冷えピタを貼って勉強して受験を乗り切り、無事合格を果たしました!

ー萌さんが仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

例え自分の業務が直結していないように思えても、一つ一つの取り組みが着実に事業成長や売上貢献に繋がっていくと考えています。業務の内容がどうというよりは事業全体で見て今やるべきことに対して真摯に向き合い、一つひとつしっかり積み重ねていくことが大切であり、それが同時に原動力だと感じています。けれどやっぱりPdMということもあり、エンジニアの方々と共に生み出したプロダクトをリリースする瞬間が一番好きです。それは、自分たちの思想やサービスの価値を世に問う瞬間だと思っています。「こんなの考えたんだけどどう?」って。
情熱って、プロダクトにも反映されると思うんです。それをすべてユーザーの方々にわかっていただけるとは思いませんし、良い反応ばかりいただけるわけではありません。それでも、私達の「信念」は何らかの形でユーザーに伝わっているはずだと信じて、日々取り組んでいます。

ー素晴らしいですね。最後に、今後取り組みたいことなどあれば教えてください。

今後はエキスパート活動に必要な機能の開発はもちろんですが、「Expert Success」という軸で、他の類似サービスにはないような、ミーミルオリジナルの価値を創出していけたらいいなと思っています。
あとは、今回技術系の資格を取得してみて改めて、新しいスキルや情報の取得には貪欲でいることが大切だなと感じました。自身のスキルの範囲は限定せずに、アンテナを張って色々チャレンジしていきたいと思っています。プライベートでは、今年こそは海外でウェディングフォトを撮りたいです(もう結婚して数年が経過しています笑)!

ーありがとうございました!


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