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【vol.7-2. 2023年度号】耳すまラジオ、はじめました!<書き起こし>

こんにちは!
女子ワールドカップシーズンが始まりましたね!

そんな最中、耳すまの友人コヤマの提案で、サッカーや女子サッカーに関する本を間にはさんであーだこーだ語り合う、「耳すまラジオ」をpodcastで始めていくことにしました!

この記事では、ラジオの書きおこしをしていきます。
耳で聴きたい方はラジオ↑を、
内容を読みたい方は、こちらの記事を読んでくださいね!

【耳すまラジオ第1回】

オープニングトーク

コヤマ:耳すまラジオ第1回ということで、はじまりました。
コヤマ・耳すま:よろしくおねがいしまーす!
コヤマ:この、唐突に始まったラジオはですね、サッカー、女子サッカーに関する本を間に置きまして、「女子サッカーに耳をすまして」というサイトを主宰している通称耳すまさんと、その友人である、わたくしコヤマが、あーだこーだと話すラジオでございます。
 で、今、情報量が多いと思うのですが、まず、「女子サッカーに耳をすまして」ていうサイトはなんぞや、ということを、耳すまさんに少し紹介してもらおうかな。
耳すま:2021年の7月くらいから始めたサイトで、noteで・・・
コヤマ:ちょうど3年?
耳すま:そう、3年。
コヤマ:そんなタイミングで。
耳すま:で、なんか、WEリーグとか、ワールドカップとか、日本代表の試合とか、の話も触れつつ、ほんとに、草の根の女子サッカーの場、を伝えるようなサイトを作りたいと思って。それはやっぱ、自分自身がプロとかじゃないので。サッカーを好きで続けてきたというスタンスでやってきたので、そこで感じてることとかを発信したり、取材して感じたことを発信したり、ていう。で、特に、サッカーというスポーツ・・・ちょっと長くなっちゃいますけど、「闘う」とか「勝つ」とか、そっちがやっぱどうしても強調されてしまうと思うんですけど、どっちかというと、「耳をすまして」ということなんで・・・本当いうと、最初は、「リスペクト」とか価値観を主張するようなタイトルにしようかなとも思ったんですけど、「人を尊重する」とか「人を大切にする」とか「人と関わりあう」とか、そういうことにサッカーというスポーツがつながっていくという方向性で、サイトをつくっていきたいと思っていて、それが具体的にどういうことかっていうことで、「耳をすます」、主張するだけじゃなく、自分の声も聴くけど、他人の声も聴くし、サッカーというスポーツがもつ魅力を聴く、とか、いろんな意味をこめて、「耳をすまして」というタイトルにこめた、ていうそんな感じで。ちょっと抽象的な説明になってしまいましたが。いろんな記事があって。
コヤマ:記事も本数が沢山あって。女子サッカーの語り口が、いろんな語り口があっていいんじゃないか、みたいなところからスタートしたということですかね。
耳すま:そうですね。あんまり「スポーツ記事」みたいな感じにはしたくないなっていうのはあって。
コヤマ:それこそ草の根のサッカーの話題もあるし、もちろんWEリーグの話題もあるし、別に線を引かずに、ということだよね。
耳すま:そうですね。女子サッカー関係者、みたいな人たちばかりじゃなくて、全然関係ない人が読んでもちょっと面白いかも、みたいな感じになるように、いろんなフックを置いてる、みたいな。
コヤマ:うんうん。わたしもその一環で声をかけてもらって、子どもとのサッカー観戦記を書かせてもらったりとか。そういうサイトもあるので、詳しくはnoteの方で、「女子サッカーに耳をすまして」というアカウントで。
耳すま:Google検索で。一番にくるはず。noteは結構強いんで。

今回取り上げる1冊
『女子サッカー140年史~闘いはピッチとその外にあり~』

コヤマ:今回は、そこから、その別コンテンツで、新たにラジオやってみようよ、ということで、第1回ですが、今回、第1回ということで、何取り上げる?というのを、相談して2人で決めた本が、「女子サッカー140年史」ていう。サブタイトルが「闘いはピッチとその外にあり」という本ですね。どうでしたか、読んでみて。
耳すま:読んでみて。やっぱちょっと闘い色強いなと思って。耳すま、結構「尊重したい」とか「大切にしたい」とか、そういう、同じサッカーというスポーツでも、そっちの色が強いサイトなので、めっちゃ闘ってる色強いな、みたいな。すごいざっくり(笑)。その、サッカーというスポーツの競技としての闘いもあるけど、女性が社会の中で弱い立場から強くなってく、みたいな。なんかその発想がちょっと男性的じゃない?みたいな、ところもちょっと感じたりしましたけど。
コヤマ:どうしても男性が当然としている権利を獲得していく過程では、そういう面も出てくるかな、ということなのかなとは思うけど。
 ちょっとじゃあここで簡単にね、「女子サッカー140年史」というのはどういう本なのか、ていう紹介をしようかと思うのですが。。この本、ここから入ったら入りやすいかなと思っているのが、帯がね、澤穂希さんが帯文寄せてるんだよね。で、この本結構分厚い本で、内容も今耳すまさんも言ったようにゴリゴリな本で、要約が難しい本なんですけど、澤穂希さんの帯文が要約になっているので、ちょっと読ませてもらいますね。

 1881年に世界初の公式試合が開催され、20世紀初頭から長きにわたって世界各国で禁止されていたにもかかわらず、今では世界中の人々を魅了している女子サッカー140年の歴史を、時代背景や文化を考察しながらまとめた素晴らしい本です。

コヤマ:今の帯文にもあったように、女子サッカーっていうのが、さっき耳すまさんも言ってましたけど、女性の権利獲得とか女性の解放の歴史とともにあったんだよということを、著者がスザンヌ・ラックさんという記者だね、女子サッカー専門の記者といっていいと思うんだけれども、彼女が正確な史実を積み上げるような形で、書いてある本といったらいいかな。で、本当に詳細にわたる徹底した調査に基づいた内容ではあるんだけれども、この本の翻訳者が実川元子さんという方が、最後に訳者あとがきで書かれてるんだけれども、言ってもこの本でカバーしているのはイングランドと欧米が主で、女子ワールドカップで優勝経験のある日本のことは、本当にちょこっと触れてるくらい、なので、読んだ内容を、すぐ自分たちの今の日本での状況と重ねられるかっていうと、それは日本は日本でなんか検証なりが必要だと思うんで、イコールではないと思うんだよね。でも、ただ、この本が明らかにしてきた女子サッカーが置かれてきた位置とか、今現在も置かれ続けている位置というのを知ると、他人事ではないなという気もしたな、というか。読んだ後で見える景色が私は変わったというのはあったなと思って・・・そんな感じの内容なんですけれども。
 本当に読むまで全然そんな知らなかったなっていうことはとにかくあって、女子サッカーがそこまで禁止されてたっていうこととか、イングランドの話だけど。ちょっとそこらへんだけ少し触れると、第1次大戦とか、第2次大戦で、要はその、男性が戦場に駆り出されるときに、戦場に行かなかった女性の間で最初レクリエーションとして女子サッカーが人気を博して、でも戦争が終わって、男性が戻ってくると、やっぱりサッカーは男性のものだ、みたいに、やる場所を取り上げられてしまうみたいなことが起こると。で、女子サッカーの試合とかにも暴動が起こる、みたいな描写も途中で出てくるんだけど。サッカーの試合に暴漢たちがなだれ込んでいって選手たちが馬車に乗って逃げたみたいな描写とかもあって。それは全く知らない世界だなと思って。その後公式の試合は禁止されて、男子チームが使うグランドとかからは排除されていく、ていうのが50年ぐらい続いていく。っていうのが書いてあるんだけど。
耳すま:長いですね、50年って。結構な抑圧ですよね。
コヤマ:でも、それを是とせず、草の根で活動をし続けてきたっていう人たちがいるっていう延長上に今の女子サッカーっていうのがあるっていうのは事実としてあって。
耳すま:今、聴いて、なんか見える景色が変わってきた。50年っていうのがちゃんと入ってなくて。そうだ、本当に歴史の上に今あるっていう。当り前じゃない。

・・・ひとまず、この記事での書き起こしはここまで!
続きはラジオを是非、聴いてください!余裕があれば、また続きを書き起こしますが、やらないかもしれません。

この回でご紹介した本はこちらです。

次回もお楽しみに!!





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