ファクトリーレコードというイギリスのレコード会社をご存知ですか？

今回ご紹介するのは、そのファクトリーレコードのアートワークが全て詰まった「FACTORY RECORDS:COMPLETE GRAPHIC ALBUM」
イギリスのマンチェスターで1978年誕生したファクトリーレコード。
トニーウィルソン（Anthony Howard Wilson　1950-2007）という元々はテレビの司会者をしていた人物。
レコード会社名はアンディウォーホルのニューヨークのスタジオ "ファクトリー"にちなんで名づけられた。
このレコード会社からJOY DIVISIONやNEW ORDER、HAPPY MONDAYSなど「マッドチェスター (Madchester)」と呼ばれるイギリスのムーブメントの中心となるバンドがリリースをしていました。
ファクトリーレコードは、リリースしたCDだけでなくて、同レコード会社が運営していたハシエンダと呼ばれる大型クラブなど全てのアートワークにカタログ番号を付けて音楽とそれらにまつわるヴィジュアルに統一感を持たせた。
そのデザインの中心にいた人物が今回の主役「ピーター・サヴィル（PETER SAVILLE）」

ピーター・サヴィル（PETER SAVILLE）とは？

ファクトリー・レコードの専属デザイナーとして活動を始めたピーター・サヴィル。リリースされた多くのジャケットのデザインを行い、その後も多くのバンドのジャケットデザインに携わっています。

FACTORY RECORDS:COMPLETE GRAPHIC ALBUM

ファクトリーレコードとして製作したのはCDアートワークだけでなくポスター、映像、イベント、ライブハウスなど有形無形と多岐にわたる。これら全てのアートワークにFAC01、FAC02....など番号が振られており、このアートワーク集にはFAC 461という番号が明記されています。
上記のアートワークが詰め込まれた本であり、読み応えも抜群です。

ピーター・サヴィル（PETER SAVILLE）が手掛けたアートワーク

「バーバリー（BURBERRY）」

ピーター・サヴィルは現在でも活動していて、2018年3月に就任した新クリエイティブ・ディレクター、リカルド・ティッシ（Riccardo Tisci）のもと、「バーバリー（BURBERRY）」の新しいブランドロゴも手掛けています。

「ラコステ（LACOSTE）」80周年

Lacoste 80周年を記念した Holiday Collector’s Seriesで、ピーターサヴィルは、ラコステのアイコンのワニを様々な手法で表現しています。ラコステといえば・・・なロゴを原型を留めないグラフィックに変えそれが商品化されたのだから単純に考えてもかなりレアですよね。買っておけばよかった。

RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)2018SSコレクション「Un nouveau vintage」

ラフシモンズのコレクションに多くのアートワークが使用された。
NEW ORDERのジャケットが使われています。

「カルバン・クライン（Calvin Klein）」

2016年8月に同社のクリエイティブディレクターに就任した先述のRAF SIMONS（ラフ・シモンズ）のもと、こちらのロゴもピーターサヴィルが手掛けた。
インスタグラムにて発表され、「原点への回帰。このブランドの基礎と創始者への敬意。アート・ディレクターでありグラフィック・デザイナーでもあるピーター・サヴィルとのコラボレーション」と記されています。

この2019FWと2020SSではユニクロでコラボしていたのが記憶に新しいですね！このアートワーク集本当にお勧めです。

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