憧れの出版社に入って憧れの編集者になった私が会社を辞めるまで。②
一昨日は芥川直木の贈呈式だった。受賞者の万城目学さんにお祝いを伝えたくて私もお邪魔することにしたのだが、コロナ禍も挟み、パーティへの参加は久しぶり。長年働いていた会社を辞めてから初めて行くこともあり、やや緊張して向かった。
余談だが、文芸の世界は各社の編集者が顔を合わせる機会も多いので横の繋がりが強く、数年いるとみんな何となく顔見知りになる。私が知る限り、ライバルだからとピリピリした雰囲気はないし、みんなで作家さんを盛り立てていきたいと考えている人が多いように思う。そして私