酸性障害はなぜ起こるのか?(p2〜p4)

土壌医検定1級のテキストを読んで学んでノートにとったものです。勉強中なので、知識や解釈が間違っている部分があるかもしれません。

水素イオン(H+)が多いと酸性、
水酸イオン(OH−)が多いとアルカリ性
である。

多くの作物は酸性では生育が悪くなるが、
水素イオン(H+)そのものの障害ではない。

①土壌から溶出するアルミニウムやマンガンの毒性による障害

②強酸性化において蓄積するアンモニア態窒素(NH4−N)による障害

①について
アルミニウムイオンはpH5.0以下で活性化しやすく、根の伸長障害を起こす。

リン酸はアルミニウムと結合しやすく、一度結合してしまうと、作物のリン吸収が悪くなり、多くの作物は生育不良になる。

※微量要素のうち鉄(Fe).マンガン(Mn)
ホウ素(B)、銅(Cu).亜鉛(Zn)ニッケル(Ni)は酸性で溶解度が増す。モリブデンはアルカリ性で溶解度を増します。

➁について
pHが中性域ではアンモニア態チッソの割合が低い。つまり、あまりない。中性域では、土壌中のアンモニア態チッソは硝酸態窒素に変化する。
チャやブルーベリーなどの好アンモニア性植物は酸性土壌のほうが生育が良いが、それ以外のほとんどの作物はアンモニア態チッソよりも硝酸態窒素が多いほうが生育がよい。

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