アイデンティティデザインとブランディングデザイン
わたしはデザイナーなので伝えることを仕事にしていますが、具体的なことや説明することが苦手です。
「アイデンティティデザインって何ですか?」ってよく聞かれるのですが、
わかりやすく答えられていないような気がしていました。
それでもご依頼くださったみなさんは、それが言いたかったんだよね、とか
じんわりとすごくいいねって言ってくださいます。
みなさんがおっしゃる「伝えたいこと」は、文字列、情報などの無機質なものではなく、もっと感覚的で、エモーショナルな、心に訴えかけるメッセージなのだと思います。
それは一般的な理論や常識や定義を超えた、みずみずしくてやわらかくて、あたたかいものであり、1人1人違う、個人的な想い。
もちろん、論理的に筋道や技術的なことは基本としておさえていますが
純粋な心に寄り添えているからこそ、ときめいたり、心地よかったり、ハッとしたりしてもらえるのかなと思います。
ラブレターを一緒に書いているような気持ち💓
これが、ブランディングデザインとの違いでしょうか。
かたちのない言葉をしたためています。それは詩と日記の間のような、あなたへのお手紙。じっくりさわって、たっぷり感じて。解らずとも、ただそれを飲み込んでみて。いつか、言葉を集めて本を出したいです。