見出し画像

息子とインフルエンザとシンカリオン

ワクチンを打てるようになってからずっと打ってはいたけれど、初めてインフルエンザに罹った4歳児。

39度以上あったが、とりあえず歌って踊って、「ねえ、のび太くん」と私にドラ声で話しかけてくるくらいには元気だったので、病院は翌日に行った。

最近は予防接種や発熱時の検査で痛い思いをすることが多かったので受診拒否が激しく、この日も連れて行くのが大変だったのだが、あの手この手で煽て、励ましていたら、なんと、

「僕、怖いけど頑張りたい…!」

と急に少年漫画の台詞のようなことを言い出し、病院に着くまでには泣き止んだのだ。
「そんな弱虫じゃシンカリオンの適合者になれない! E5に乗れないぞ!」と言ったのが効いたのかもしれない。

小児科の隔離室に案内されるやいなや、看護師さんに「今日は注射しませんか?鼻ぐりぐりしませんか?」と自ら聞き、「お熱が高いから検査しようね」と言われても泣くことなく、

「僕、頑張ります!!」

と言って、自ら鼻を差し出した!母、衝撃。

つい先日まで、保育園の下駄箱から病院まで泣きっぱなし、自転車からなかなか降りず、カルテに「母、自転車置き場で説得中」というメモ付箋が付けられ、病院の先生にも暴言を吐いていたのに…!!

子の成長に、思わず拍手をしてしまった。
そして、親バカ過ぎて恥ずかしいのだが、息子の姿に感動し過ぎて、お誕生日に買うと約束していた「プラレール シンカリオンZ E5×山手」をフライングでポチってしまった。ちょっと高かった。
それまではレゴブロックでシンカリオンを自分なりに作って遊んではいたが、本物のシンカリオンは、ちょっと違うようだ。そりゃそうだ。(情景と敵はレゴで作っている。レゴは万能。)
結果、しばらく登園出来ないので買って良かったのだが。夢中で新幹線モードとシンカリオンモードを繰り返し、解体しては組み立ててアニメの再現をしながら遊んでいる。ヤバイぞ、というくらい、ずっと遊んでいる。昼寝もせず、ご飯もそこそこに、アニメの台詞を大声で言いまくっている。血の繋がりがあっても親子間の温度差がすごい。でも、喜んでくれて何よりである。

ちなみにシンカリオンZは日本語音声+韓国語字幕で観ている。息子は鉄道の知識を得、私は韓国語の勉強をし、一石二鳥。親子で利害が一致した唯一のアニメである。ありがとうシンカリオン。

息子が病気になる度に学びやドラマがあって、振り返ると今回も面白くはあったのだが、なるべくなら健康で、元気であって欲しいと思う。

【今回の件で学んだこと】
・インフルエンザは発熱から12時間経過しないと検査に結果が出ないことが多い。
・解熱後3日経たないと登園できない。
・シンカリオンZのアニメにはメーテルも碇シンジもハローキティも出てくる。
・韓国語版アニメでは、シンカリオンは未来列車レイルボット미래열차 레일봇、はやぶさはファルコン팔콘、山手はマウンテン마운틴と呼ばれている。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

サポートいただけましたら嬉しいです。育児と制作と、生きていくのを頑張ります。