ついに


ついに、時空を超えちゃってるかもしれない。

私は、

よく物をなくす。

よく物をこわす。

なので、自分のことを破壊を司る者と思っていた。シヴァのように。

でも今までのそれは、単純にわたしがだらしないからと、ガサツが故だった。探せば見つかったし、片付けたらどっかからひょこっと出て来たりするから。でも最近、「これは神隠しとしか思えない」といった事柄が2度ほど怒ってしまった。

1度目。

私は、二階建てのアパートの二階部分に住んでいるのだが、アパートの一階部分のひとつの部屋も持っている。

ある日、一階の部屋に行こうと思い鍵を持って、二階の家の扉を開けた。

その時私の手には確実に、二階の家の鍵と、一階の家の鍵を持っていた。

二階の家の鍵をかける時、「ああ。一階の家の鍵を無くさないようにしておかないと。」と思いギュっと握ったのだ。そして、私は、二階の家の鍵を閉めて、アパートの階段を降りた。

そして、手のひらを確認すると、一階の家の鍵がすっかりないのだ。

その後何度も何度も家の中も、階段も、階段のしたも探し回ったが、どこにも鍵がない。実はこれは、去年の10月くらいに起きたことなのだが、未だにその鍵はでてきやしない。

母親には散々怒られたが、説明しようがないのだ。

しっかり握ったはずのものが、突然消えてしまったんだもの。しかも、落ちた音すら、しなかった。ただ、「無くしてしまうかもしれない」というヒヤっと感だけがあった。


極め付けには先日。渋谷の24時間営業の郵便局で配達物の伝票を書いていた時のことだ。私は、配達物の配達先のメモの紙切れを財布の外側にあるポケットの中に入れていた。

伝票を書くためにそのメモを引っ張り出すと、ポケットの中から離婚した両親の結婚指輪が出て来た。(いらないから、あげる。と言われて私が持っていたものだった)

「ああ、そうだ。ここに入れていたの忘れてたな。なくす前に、あとで指につけておこう」と、ポケットの奥に結婚指輪を押し込んだ。

そして、私が配達物を窓口に預けてもう一度財布のポケットを覗き込んだところ、結婚指輪がない。すっかりない。

私が伝票を書いていたテーブルや、椅子の下も覗き込み、何度も着ていたコートをバサバサしてみるものの一行に見つからない。

「またやってしまった。」と思った。

「また」

鍵の時と同じだ。「無くしてしまうから、大事にしておこう」とすると、なぜかその物が忽然と消える。どこを探しても見つからない。2つの事例とも、落とした音がない。ただ2つの事例に共通してあるのは、「無くしてしまうかもしれない」という感覚だけは強烈にある。

ビリリっと体を感電させるように「あ、無くしてしまう。」と感じるのだ。

母にまた告げたが、相手にしてくれやしなかった。

スピリチュアルな仕事をしてるくせに、そういうところに理解がないので困る。エセスピリチュアルだな....。


これを、友人に言ったら、第一声ですかさず「あ、ついに時空超えた?」

と言われた。そう、待ってたんだよその言葉。

私も、そうとしか思えないんだよ本当に。。。

その友人からは、「もしかしたらいつかひょっこり全然違うとこから現れるかもね。」だとか、「今、君が調子良過ぎてパワーが有り余っちゃってるから、意図せずそういうことが起きてるのかもしんないね。(訳:そのパワーをコントロールできるようになったら最強)」だとか言ってくれた。嬉しかった。

だらしないとか、ガサツとかそういうのじゃなくって、(そういうのもあるけど)そういった話をずっとしたかたんだよって。

ちょっと、オカルト話になっちゃいましたね。すいませんでした。

#sf
#オカルト
#宇宙

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