愛し、愛されるひとから(転)

ところで、私がなぜ結婚できたのかー

それを知りたいのは、私のウェディングドレス姿を笑いたかった知人と同じなのですが。

友人が言うことには、私は世渡りで自分を下げるそう。謙虚な人柄は、関東では利用されてしまうそうで、自信を持って自愛した方が良いとアドバイスをもらいました。

ただし、謙虚に考える姿勢がないと言うのは、やくざではないか?という疑問が残り、私は失敗は失敗として謙虚に受け止め、未来のために反省しようと思います。

そういった私の人柄が分かったのは、2008年に統合失調症で仕事を辞めてからのことになります。

『全部知っているんだぞ』という呪いに、私は『私は真面目』と返しました。前述した通り、私は影響力があったので、『私に影響されて、仕事を辞め、宗教に勧誘される友達がでないよう、私が守る!』と大学時代の友達のことは、『私が友達でいるよ。』と決意しました。

懐かしい…

とにかく、イライラと後悔が入り混じった10年でした。病状は、2014年、子供が作れないまま3年が経ち、母が亡くなって、幻聴が始まった頃が最悪でした。ただし、母は凄かった。四十九日が過ぎた辺りから、朝6時半に起こしてくれ、2020年までの5年間エネルギーを分けてくれました。2014年8月8日に始まった幻聴も、『あなたのことは、全部わかっているよ』という天国からのしらべに聞こえ、いよちゃんという水商売を束ねるおばあちゃんの声と、どちらが好きか試され、私は天国を取りました。

『全部、知っている』

それでも、天国の声が合うというのは、私の人間性が天国に愛されているということ。

要するに、統合失調症になり、それでも人を愛し、人に愛される人間が結婚して幸せを掴んだ。事実は、それだけなのです。

『俺が守る』

みんなを守りたかった私を支えてくれた夫が、長野のアパートで私を抱き締めながら、言ってくれた言葉…嬉しくて泣き始めてしまった、私は女の子だった。

人を愛し、人に愛され、自分を見失いそうになりながら、私は好きな人たちのために生きたい。付き合って20年、結婚して13年になりますが、私には夫ただひとりです。

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