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“自己肯定感”より“自己受容”



「すごいよねぇ、彼。日本人離れしてるよ」
「わぁー、きれい。日本じゃないみたい!」

とても素敵なものに出会ったとき、なぜか
“日本的じゃない”と表現されることが
かつてはよくありました。(いまも?)

  考えてみると、不思議です。

いまは強い違和感を覚えるようになりましたが
若い頃は、自分もそんなもの言いをしていたかも…🫢

 、、

欧米人に対して、日本人は異常に低いと指摘されている
“自己肯定感”。

  でも

「自分はいけてる、大丈夫、自分にもいいとこある…」
と“思おうとする”自己肯定感よりもっとパワフルなのは

「いけてなかろうが、ポンコツなところがあろうが
この自分がいい。この自分でのびのび生きていく」

という、“自己受容”なのだそうです。

   、、ときいて、ふとあたまに浮かんだが

1802年10月、32歳のベートーヴェンが書いた
“ハイリゲンシュタットの遺書”です。

かつての自宅のatelier animaにて。
ハイリゲンシュタットの遺書のレプリカを手に説明する

耳が聴こえなくなったという苦しみに耐えられず
一度は自◯を考え、遺族への遺言までしたためた彼ですが

ある瞬間に自らの使命に気づき、それからは
人からなんと言われようと
己の表現を追求し続けることを決意。

  彼は自分を“受け入れる”ことを決めたのです。

今年の“おうちコンサート”では
そんなベートーヴェンの圧倒的な精神力や創作力を宿した
“生きる”エネルギーに溢れた作品もお届けします。

もちろん、そのバックグラウンドにひそむ
心揺さぶられるエピソードといっしょに…😊

  人間の素晴らしさ
  作品にこめられた無限の(究極の?)愛
  宇宙の摂理を知った人からの音のメッセージ

…を受けとっていただけるよう、励んでまいります。
  (怪しく伝わっていないといいのですが💦)


同じ空間、同じ瞬間に、それを皆で感じることから
その場にどんな周波数が紡ぎだされるのか、、

皆さんとの響きあいからつくりだされる
どんな波動に出会えるのか、とても楽しみです💓


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