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個性だけで人は輝けない。ADHDの武田双雲さんと話して気づいたこと

先日、笑下村塾で運営するたかまつななチャンネルにて書道家の武田双雲さんにインタビューを行いました。

忘れ物が多い、落ち着けないのは、”努力が足りない”、”自分の性格がいけない”せい...

今は日本を代表する書道家として大活躍する武田双雲さんですが、かつては自分の、一般的には”だらしない”とも言われがちな性格に深く悩んでいたそうです。

そんな彼が救われたのは“ADHD傾向にある”と診断結果でした。

ADHDとは?
ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、発達障害のひとつです。
不注意(集中力がない)・多動性(じっとしていられない)・衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状が見受けられ、
年齢や発達に不釣り合いな行動が、仕事・学業・日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。
ADHD(注意欠陥多動性障害)は子どもに多いと思われがちですが、大人のADHDも珍しくなく、患者数も増加しています。

医療法人クオーレ向洋駅前心療クリニックHPより

自分を責めていた武田さんは、自分のだらしなさが原因ではなく、“障害の一つ”だとわかって嬉しかったといいます。
そして、現在は多動症、注意欠陥などの症状を、自分の個性だと受け入れ、逆に興味を持ったことには誰よりも夢中になってしまうというプラスの面を活かして書道の才能を惜しみなく発揮しまくっていらっしゃる。苦手を克服するのではなく、出来ないことはできないと事前に伝えたり、周りに助けてもらうことで、得意なことに集中できる環境を作っているそうです。

武田双雲さんのアトリエ

新婚旅行では、興味を持ったものに気を取られて幾度となく迷子になり(森で虫を追いかける少年のよう…)離婚危機が訪れる…なんてトラブルもあったそうですが、お互いに理解し受け入れることで夫婦関係は良好に続いていらっしゃいます。

人との違いが個性として受け入れられる時代

彼のお話を聞いて、ADHDに限らず、人はみんな得手不得手があるけれど、苦手なことの対処法を自分できちんと理解し、周りにも伝えることで、自分が輝ける環境は作れるんだと実感しました。

日本は欧米と比較して多様性の尊重にはまだまだ欠けていると思いますが、ようやく“D&I”(=ダイバーシティ&インクルージョン)という言葉を企業も意識し始めていることを企業研修をさせていただきながら実感しています。

テレビタレント、特に芸人さんのような方であれば、個性があればあるほどそれを自分の“キャラ”として確立させ、売れっ子になっている人がたくさんいます。
実際、以前に行った元いじめられっ子から今いじめられている君へという企画では、たくさんの芸能人の方が、個性を周りに認めてもらえず、いじめにつながったという話をしてくださいました。
大林素子さんや猫ひろしさんの場合は「身長」、松村邦洋さんさんの場合は「運動や勉強が苦手」、はるな愛さんの場合は「心の性が違う」など。その後、何かのきっかけそれらの個性に自信を持つことができ、伸ばしていった結果、社会で活躍するほどになっているのです。

芸能界は少し特殊ですが、そういった個性を圧倒的な強みに変えた人たちが、メディアのなかだけではなく、実社会でも活躍しているという実感を誰もが持てるようになるといいと思います。

努力も大事

ただし、いくら自分には個性がある、それを認めてもらいたい、と言ってもそれがきちんと伝わらなくては意味がない。
例えば人とのコミュニケーションが苦手でゲームばかりやっている人は、ちょっと人よりゲームが得意なだけではなかなか人に認めてもらえません。死ぬほど練習して世界大会で優勝したり、YouTubeで配信してファンを増やしたり、といった努力なくして、人より秀でることはできません。

私が現在チャレンジしているBeautyJapanという大会でもそれは強く感じています。
参加している女性は、それぞれ好きなことに打ち込んでいて、みんなすごく個性にあふれています。世の中ではマイノリティと呼ばれる人だったり、特殊な仕事をしていたり、注目をあびていない社会問題を発信していたり。

ただ、それぞれの分野で見れば、(正直厳しい言い方ですが、)それが世界や日本のトップレベルの技術や才能ではないと思います。(すみません。私もその一人ですが。)

でも、それでもいいんです。

なぜなら、このコンテストで活躍している女性に共通していえることは、自分の個性をアピールする力、周りを巻き込む力がめちゃくちゃ高いから。
SNSで毎日発信するという努力。自分の応援者を増やすために沢山の人とコミュニケーションを取ろうとする努力。ここに対するエネルギーがすごいと思う。

「その分野での才能」+「発信力や巻き込み力」をあわせて100点、あるいはそれ以上になっているようなイメージです。


個性溢れる服装で舞台に立つBeautyJapanのファイナリストたち

ちなみに、私はキャリア教育の講演会を学校で行うとき、いつもエジソンを例に出します。彼は小学校を3ヶ月で退学になっているのです。 そんな彼も自分が関心を持ったことはとことん突き止める性格で、非常な努力の末に蓄音機、白熱電球などを生み出しました。そんな彼が残した言葉だからこそ、有名な 「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という一言は、世界中で語り継がれているのでしょう。

個性を認められるようになった時代に、甘んじていてはいけない。

私自身、自分にも強くそう戒めて努力を続けていきたいと思いました。

武田双雲さんの動画はこちらのたかまつななチャンネルから見れるので、詳細を知りたい方はぜひご覧ください。(公開1ヶ月弱で20万回再生突破!)

日本大会に向けて応援お願いします!

最後に!現在私はBeautyJapanというコンテストの日本大会に向けて準備をしています。社会で活躍する女性を応援するコンテストで、この大会でも女性経営者として笑下村塾の取り組みや想いを発信しています。

一人でも多くの方に最終ステージで私の想いを伝えるためにも、ぜひ皆様からの応援をお待ちしております。

下記ページのフォローが応援につながるほか、いろんな情報発信もしていくのでぜひチェックしてみてください。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!笑下村塾の取り組みも頑張りますのでそちらももちろんご注目ください。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします!

株式会社笑下村塾 代表
相川美菜子

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