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感謝は「する」もの?

わたしは北海道在住、4児の母です。
1週間前に今シーズン1番の大雪が降りました。
夫は夏だと家から車で1時間ちょっとの職場へ通っていますが、大雪で道路幅が狭くなるとあちこちで渋滞が起き、そういう時は到着まで2時間半〜3時間かかるそうです。大変だ…

そんな状況でも、郵便も宅配もごみ収集も来てくれる。渋滞を解消するため、危険をなくすため、夜中じゅう道路の除雪をしてくれる。そのほかにもすべての社会活動が行われています。
夫を始め、どんな天候でも働いてくれている方々がいるから、わたしは家にいて生活することができているんだなぁとしみじみ感じる季節です。

家の中にあるあらゆるものは、誰かがつくってくれたもので、運んできてくれたもので…と考え出すと、本当にたくさんの人たちに支えられているのだなとありがたい気持ちになってきます。

雪景色が好き
雪の色が白でよかった、ありがとうと思う

何年か前、まだこんなに何気ない毎日に豊かさを感じられていなかった頃、「毎日、感謝したことを書き出すワーク」に参加してみたことがあります。
当時は感謝した出来事を毎日「捻り出す」という感じで…素直になれない気持ちも出てきたり、とにかくだんだんとつらくなり脱落してしまいました。

今思えば、毎日「感謝しなければならない」と自分を追い詰めていたのだと思います。
今は、感謝というのはしようとしてするものではなくて、自然と湧き上がってくるものだと感じています。だから「しなければ」と思えば思うほど、遠ざかっていたのだろうと思います。


時々、大量の洗濯物を干しながら、いとおしいようなありがたいような不思議な気持ちになることがあります。
これも以前、「洗濯物を干しながら感謝の気持ちが湧いてくる」というお話を見聞きした時は、そんなふうに思えない…と思っていました。
感謝は「するもの」「するべきもの」と思っていたから。

でも、感謝は勝手に出てくるものでした。自然と湧き上がってくる感謝の気持ちは、祈りにも似ている気がしています。


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