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【覚書】いもから始まる徒然

先日、頼んでいたお芋が届いた。

2kgのさつまいもと里芋

これは、昨年、夫のご友人から頂いた「山野農園」さんのさつまいもと里芋セット。
すごく美味しかったので、今年は自分で頼むことに。

自分では2kgの商品を頼んだのだが、昨年はおそらく全部で5kgだったんだろうか。「どっさり」と言う言葉がピッタリの量だった。
さつまいもも里芋も一つ一つが本当に大きくて食べ応えがあって、甘い。
我が家は、娘が、この世の芋という芋が大好きで、
さつまいもはそのまま蒸したり、里芋は煮っ転がしにしたり豚汁にしたり…
去年も特別お裾分けすることなく我が家で食べ切ってしまった。

届いたその日に早速サツマイモを蒸して、3時のおやつに。
翌朝も蒸して朝ご飯に。笑
「朝から芋…」と苦笑いされたが、手軽でおいしくて腹持ちがいい。

2kgを頼んだけど、全然もっと多くてよかったかもしれない〜
息子がサツマイモを見て
「(友達)は、スイートポテトを作るんやって。
俺も作ってみたい」と言う。
いいやん、いいやん。今度作ろう!
生クリームとバターとお砂糖混ぜるだけ!
たのしいよ〜
でも、それなら尚更もっと頼めばよかった〜
今シーズン、もう一度頼んでもいいかも。

ちなみにうちの夫はサツマイモだけでなく、
ジャガイモ、里芋、芋という芋が苦手である。
食感が苦手らしい。
こんなに美味しいのに…

そういえば父もサツマイモが苦手だった。
戦後間も無くに生まれた父は、食べ物がなく
「毎日サツマイモを食べさせられた」らしい。
母曰く、
「お父さんはああ言うけど、一つ下の(父の)弟はサツマイモ大好きやったで」
とのこと。
カボチャも嫌いだった。
今から思えば、好き嫌いの多い人だった。
食べ物に対する欲が強く、
あれを食べたいこれを食べたい、と言っては母を困らせていた。
父が亡くなってからは食費が本当にかからない、と母が言っている。

秋の味覚といえば、私はブドウが好きだ。
昔はデラウェアの方が好きだったが、
巨峰の方が好きだ。

昔は柿が苦手で、秋になっても特別食べたいと思わなかったが、
昨年、友人から頂いた柿がすごく美味しくて、
「柿って美味しい!」と発見であった。
今年は自分でも買って、食べている。

梨も美味しい。
先日、近所のスーパーで買った「豊水」が美味しく、
立て続けに買って食べていたら、子どもに呆れられてしまった。
でも、美味しい。
ただ、柿も梨も体を冷やすらしいから
食べ過ぎには気をつけないといけないなと思う。

子供の頃は梨よりもりんごが好き。
柿は食べたくない。
巨峰は剥くのが面倒、なんて思っていたが、大人になって
すっかり好き嫌いがなくなってしまった。

昔、「探偵!ナイトスクープ」の企画で



おばあちゃんに「好きな食べ物は何ですか?」と聞くと
みーんな、
「何でもいただきますぅ」と答える。

といういう依頼があった。私は「リターンズ」でみたのだが、
本当に全員、誰にインタビューしても
「好き嫌いなんてありません。何でもいただきますう」
と答えられていて、本当に可愛らしいのだ。
戦前戦後を経て、食べ物の苦労を知っている世代だからこそかな、とも
思うが、
「何でもいただきますう」と答えられるお婆ちゃまたちをみていると
本当にほっこりする。
最近のご老人は若くて美しいが、
昔の可愛いおばあちゃんも好きだなあと思う。

私も最近、そんな感じで
「何でもいただく」ようになってきた。
食べ物、何でも美味しい。
好き嫌い、苦手な食べ物がなくなってきた。
だからこそ、体重の増加が止まらないのかもしれないが…。

今年はいつまでも暑くて、なかなか秋らしくはならないが、
スーパーに並ぶ食材は少しずつ秋めいている。
芋・梨・柿・みかん…栗ご飯と芋ご飯は今年はもうやったけれど、
松茸ご飯は高いのでまだしていない。
大好きなんだけどね…
昔、中学生の頃に、「裏山(自分の家の土地)で取れたから」と
友人がお弁当に松茸を持ってきていた。
それをお裾分けしてもらっているときに、私が誤って
ひっくり返してしまい、顔面蒼白になったことがある。
平謝りした私に、「裏山にたくさんあるから気にしないで」と
言ってくれた友達…
平謝りし続けた私だが、あれは本当だったんだろうか。
気を遣ってくれただけかなと思うのだが、
本当なら羨ましい限りだ。
「香り松茸味しめじ」というが、
私は「香り松茸味もしめじ」だと思う。
いや、みんなそう思っていても食べられないから、そう言うのかしら…。
松茸を焼いて、すだちをかけていただきたい…
ああ、秋の味覚よ…






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