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【ドラマ感想】mine 11話12話で私なりに学んだこと

初めから毎週観るという作品は初めてで、これはこれでこのペースも意外といいなと思える。いつもなんとなく残りの話数が気になったり、すでに出ている最終話のあらすじをちら見してしまうのだが、今回はただ純粋に、もういっそ私もカデンツァの使用人になって、彼らの生活を覗き見しているような感覚で見守っている。

シスターエマがやっぱりきな臭くなってきたところで、栄利杏さん、どうでしょう、予想当たりそうですかね。
なんだか「オリエント急行殺人事件」みたいなラストかしら…と思う12話のラスト。

女性がカッコ良すぎる

このドラマ…出てくる女性陣がかっこいい。(例外はもちろんある)ソヒョンを筆頭に、ヒスもかっこいいし、ユヨンもだんだんとかっこよさを出してきた。
ソヒョンの、書類を投げつけて「ハン・ジヨン、調子に乗るな」に痺れ、ヒスの「殺すわよ」にゾクゾク。そして、ユヨン。スヒョク坊っちゃまが、自分を選んでくれたことに舞い上がるどころか、「本当に私が好き?」「私のことを逃げ道にしてるんじゃない?」と尋ね、しかしながら不安を押し付けるばかりではなく、「頑張ってみる」と言うスヒョクぼっちゃまを受け止めてあげている。これはこれで若いのにしっかりしてかっこいいなと思った今回。
ソヒョンも自分の美しい恋心を大切に、でも隠しながら生きてきたのに、それを今回カミングアウトしてもいい、と決意したことでさらに強くなった。
形は違えど、それぞれに大切にしているものがあり、それをどのように守るか、というところが「かっこよさ」に通じる大切なことなんだなあと痛感。勉強になりました。

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ユヨンじゃなくても、このぼっちゃま本当に大丈夫?と感じるところなのだが、例えばこの先、ユヨンを認めてもらえるなら、後継者になります、というならそれはそれで「お、えらいやん」とも思えるのだが…。残念ながら常に愛情に溢れて生活できるとは限らないし、やっぱりぬくぬくと育ってきたスヒョクぼっちゃまは頼りない。やっぱり一銭も稼げないかもしれない。この先心変わりするかもしれない。でも、きっと、ユヨンはそういう未来を含めて、受け入れる覚悟をしつつある、ような気がする…。そこまでは深読みし過ぎだろうか。ユヨンがそう言った覚悟の上で今、スヒョクを受け入れるのだとしたら、この先スヒョクが後継者になり、ユヨンとの仲も認められたとしたら…この財閥にやっとまともな風が吹くのかもしれない。

ジヨンも、ヒスはお金目当てではなく、なんなら自分が養おうという覚悟でハジュンの母親になるような女性だったわけで、一体何を思ってヒスを裏切ったのか…ヒスと出会って、ヒスを本当に愛して本当に大切にしていたなら…自分の未来を幸せなものにできたかもしれないのに。サイコパスな本性は人に愛されただけではどうにもならないものなんでしょうか。ヒスのような賢い女性と出会えたことは彼にとって奇跡だったはずなのに、自分を生まれ変わらすことのできなかった彼には、残念ながらハジュンを育てる資格はない。

結局のところ、よく言う、「変えられるのは自分だけ」なのかな。だから、ユヨンももし今後スヒョクが変わってしまったとしても、自分がしっかりしておかなきゃと思っているだろうし、ヒスも夫の正体を知ってしまったら、「自分が変わらなければ」と強く生きている。
相手、ではなく、自分、がどうするか、なんだろうな。

さあ、来週もカデンツァとルバートの使用人になってこっそり見届けよう。

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