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【手作り服】2024年:春・初夏コレクション㊀普段着編 


今季の服作りテーマ:終着点と執着心


普段着その㊀【森の中のパン屋さん】
グルテン不耐性でありながら「もう一度パンを焼いて食べたい。」と思い一念発起。十年ぶりにパン作り。
症状が出るも久しぶりのパンに魅了され、気付けばあっという間にグルテン依存。
ひたすらパンを作る毎日の中で幼い記憶が甦る。
子供の頃に、おそらく一度は憧れた「パン屋さん」。

「せっかくだしパン屋さんが着ていそうな服を作り、それを着て、パン屋さんになりきろう。」
で、出来たのが・・・・

肩ひも調整付きチュニック

ギャザーは控え目、フレアーは布幅ギリギリ迄大きく入れたチュニック。
肩ひも調整にはDカンを使用。

アンダースカートと組み合わせて戦闘力up

春風に波打つ裾が中年心をくすぐるロマンチック仕様。

アンダースカートの丈は90センチ。青いスカートのように見えるけど、布量が足りず、ウエストから65センチ地点までは別布(シーチング)で、裾近辺だけに青い↑の布を使用。
素敵に表現するならペチコート。
超現実的に表現するなら いかさまスカート


いかさまスカート

イカサマスカートは見ての通り、コレを「スカート」としてまとう事は出来ない。
白いシーチング部分に下着っぽさを感じる。

わたしはチュニックでもワンピースでも77センチ丈以下は作らないから、白いシーチング部分は、どの服に合わせても見える事は無い。
青い布”だけ”でこのスカートを作るなら、お値段驚きの3500円超えだけど、見えない部分にシーチングを使う事で2000円チョイで制作が可能。
節約精神とみみっちさが産み出した究極のラグジュアリー。


スカート オブ イカサマ

今季は現時点でコレのほかにもう一着のイカサマスカートを製作。
それは後日公開予定の「春・初夏コレクション:よそいき服編」で紹介。

普段着その㊁ 【その者蒼き衣をまといて・・・】

「4Z歳のセーラーマーキュリー」で水色の布を使用して以来、水色に心を奪われている。
※過去記事「モウソーイング」も読んでみてね♪読んでくれないと月にかわってお仕置きよ♬

イカサマスカートと蒼き衣

丸顔と中年にオススメのスクエアネック。
デコルテ自慢にももってこい。

ブラウスは日本が誇る万能布「晒」で作った。
今回はパーカー。
晒ブラウスは作りたてはアレだけど、着慣らしていくうちに何とも言えない質感になっていく。
わたしが作るブラウス・キャミソールの80%は晒。晒服は一度着ると他の生地では満足出来なくなる魔性を秘めている。

パーカーやパフスリーブ等、布をやたら消費するデザインのものでなければ(袖丈・身頃丈にもよるけど)晒2反で3着のブラウスと一着のキャミソールをギリギリ作る事が出来る。

作ってから数日で油シミが出来てしまった


ラスト

普段着その㊂ 【思い出再現ワンピース】

昭和時代のナウなヤングやお母さん達にとって「服作り」は身近なものだった。
わたしの母もその一人で、自分の服・わたしの服を沢山作っていた。

バングリーの母親

↑「最高にナウいでしょ?」と言わんばかりのキメ顔が小憎らしい。
さりげなく前に出した足からムンムンとした自信が放出されている。
昭和のヤングやお母さんがた定番の写真専用ポーズ。

幼い頃、理想の服が着たくて母にお願いしたことがある。
「水玉模様で肩にリボンが付いてて、クルクル回るとお姫様みたいにスカートが広がるワンピースが着たい。」

母が当時作ってくれたのがコレ



二段ティアードの水玉ワンピース


肩にリボン


当時のバングリー

確かに水玉だった。
確かに肩にリボンだった。
でも・・・・なんか違う。・・・とは、母に言えなかった。


わたしが望んでいたのはコレ


水玉肩リボンワンピース



肩のリボンは↑こういうふうにしてほしかった。スカートも、もっと広がるやつが良かった。

イカサマスカートとコラボ

ずっとコレが作りたかったけど、どう探しても「白地に青い水玉模様の生地」が見つからず諦めていたらネットで、この布を見付けた。
本当は4メートル50センチ欲しかったけど3メートル20しか在庫が無いとのことで、スカートのボリュームが自分としてはイマイチ。


水玉模様は雨の模様
ぴかぴか晴れた日でも
この服を着ればわたしの体にだけ雨が降り注ぐ

肩のリボンは蝶々のオバケ
雨が降る日に蝶になり
わたしを吊り上げ 
山の奥へ運んでくれる

そういう夢を、幼少のわたしは思い描いていた。

コレクション普段着編はここまで
次回はエプロン編だよ、よろしくね♬

読んでくれて  あ~りがぁ~とね~(←ガリガリ君の曲の曲のイメージででよろしく)

また会おうぜ!あばよ!



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