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【XBOX】グロくて日本発禁のホラーシューティング「デッドスペース」実は超スマート!

日本未発売「DEAD SPACE」リマスター版を中盤まで遊びながら、初代バイオハザードを思い出していた。

設定をざっくり言うと「バイオハザード1の舞台が宇宙船になったやつ」だから。(身もフタもねえ)
だけど、B級愛にA級の手間ひまをかけた誠実なホラーシューティング。

プレイヤーのスーツの背中に体力ゲージがデザインされて、会話は音声、文字はデータで空中に浮かび上がる。
画面に余計な表示がいっさい出ないこだわり。

特長として、敵がタフだけど、船内のとがったものを投げつけるのが有効。とがったパイプを投げつけると、今まで銃弾をくらっても元気だったモンスターさんが壁にくし刺しになるのだ。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演「コマンドー」のラストバトルそっくり。
お前なんかこわくねえぶっころッシャー!
の世界。

グロく描き込まれたモンスターも、倒す快感を際立たせるため、必要性があってのデザイン。
銃を撃つ感触は重厚なのに、それ以上に得体の知れないバケモノ感がある。

よくできたホラーゲームだから
「上手い人ならこの主人公はこんな目に合わなくてすんだのに、私がプレイヤーなばかりにごめんよヒイイイイ」
状態になる。
悲惨な展開を見せつけられるだけだったら、自分じゃなくて作った人に文句を言いたくなるんだけど。

あ、パズルでもアクションでも、ミスしたときに自分の責任だと納得できるのがいいゲームって昔誰かが言ってたな。

デッドスペースはナビが親切で「迷う」怖さはない。
無重力地帯や空気の制限されたエリアなど、わかりにくいところはあるけど、親切にレールに沿って進むより多少は理不尽さがあるほうが、
「俺だけがこのゲームをやっつけた」
ような快感になる。
初代バイオハザードのラジコン操作で、やりにくさよりむしろ攻略意欲が燃えた人なんかは、絶対これ大好きだよ。
主人公がやられたら悲惨な姿になるから日本未発売なのかな。だったらゲームオーバーになったら真っ暗でも、この作品の価値は変わらないので、ぜひ真っ当に世に出してあげてほしい。

XBOXGAMEPASSに加入して、本体設定→居住地をアメリカにしたら遊べました。なのに日本語完全対応。存在自体がうっすらグレーゾーンみたいな、ふしぎなゲーム。
これ、日本でプレイしたら怒られるんでしょうか。じゃあ、私はたまたまデッドスペース遊ぶときだけ、ぴゅっとアメリカに移住して、セーブしたらシュッと帰国していました。
何の問題もありません。


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読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。