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好きなものは、好きでいい。

『おじさんはカワイイものがお好き』というドラマが好きで、観ています。

(⚠️以下、ストーリーの説明となりますので、まだ知りたくない!という方は、ご注意ください⚠️)

カワイイものが好きな、おじさん達の物語。

小路(おじ)さんは、スッとして爽やかで仕事のできる男性だけれど、実は、キャラクターの「パグ太郎」が大好き。

自宅にはパグ太郎グッズが沢山あって、パグ太郎が具現化して現れる位に、それはそれはもう、大好きなのです。

でも、人には話せなくて、こっそり家の鍵のキーホルダーにパグ太郎を付けることで、「推し」ていました。

仕事で出会った健太くんも、実はカワイイもの、特に「くまのがっこうシリーズ」が大好き。
お互いがカワイイもの好きだと分かった二人は、一緒にグッズを買いに行ったり、キャラクターのLINEスタンプを使い合う、'同士'となります。

しかし、健太くんは、元ダンサーでワイルドな見た目から、
昔、彼女に「くまのがっこう」のドールハウスを見せたところ、「うそでしょ?!」と泣かれてしまった、悲しい過去があります。

時が経っても、同級生からロリコンだの引くだの言われ、
健太くんは、とうとう、ずっと大事に作ってきたドールハウスをしまい込んでしまいました。

思っていることを表に出せない小路さんと、ストレートな健太くん、二人の時々みせる心のすれ違いも、見所のひとつです。

次回、ドラマの最終回ですが、小路さんと健太くんの関係はどうなってしまうのでしょうか‥。

さて、一方で、
小路さんの会社の後輩 鳴戸くんは、会社では嫌味ばかり言ってしまう、ちょっとひねくれ者。
実は、彼も猫が大好きな、カワイイもの好き男子なのです。

猫カフェに通い、会社帰りには、猫じゃらしや「チャオチュール」を持ち歩き、
「ねこちゃぁぁぁん」と甘い声を出して、猫を探すという溺愛ぷり。

しかし、彼は猫達からは全く相手にされず、逃げられてばかりです。

そんなある日、野良猫を自然に撫でている青年に出会います。
彼が履いているハーフパンツが猫を呼ぶかもしれないと、
鳴戸さんと青年は、一緒に買い物に行くことになります。

実は、この青年、小路さんの甥っ子の真純くん。小路さんと一緒に住んでいます。

彼は、少女漫画が好きで、漫画家を目指しています。このことは、親にも小路さんにも話しておらず、初めて話したのが、鳴戸さんでした。

「自分の好きなもの(猫)に嫌われることが切なくてね。もう、やめた方が良いんじゃないかって。」と話す鳴戸さんに、真純くんはこう言います。

「鳴戸さんの「好き」、大事にしてほしいです。

全部の想いが届くわけじゃないけど、

それでも、簡単に消せないのが「好き」なのかなって。」

それを聞いたとき、「良い言葉だな。」と、思いました。

自分の「好きなもの」や「好きなこと」がある時、性別や年齢や世間体なんてものが頭を過ぎって、
素直に人に話せないことがあります。

私の場合は、アニメ「進撃の巨人」に衝撃を受けてから、アニメを観るようになったのですが、
録画していることが家族にバレない様に、早く観ては削除するを徹底していました。

「いい歳して、アニメなんか観て‥。」と、思われるのが、恥ずかしかったんです。

でも、仲の良い友人とアニメや漫画の話で盛り上がったり、
SNSでアニメが好きな方がたくさんいることが分かって、
「自分が楽しいと感じることは、恥ずかしいことじゃない。」と、思えるようになりました。

ピアノでアニメの曲を弾くと、喜んでもらえたり、
好きなことで、嬉しいと感じることが増えた気がします。

ドラマの話に戻りますが、
個人的には、カワイイものが好きな小路さんや健太くん、猫が大好きな鳴戸さん、少女漫画家になりたい真純くん、
どの登場人物も、とても愛おしく思います。

心の中にある、「好き」。
それは、心を明るく照らしてくれる太陽。
大事にしていけたらいいな。

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