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脳内彼女日記

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私とあなたの居場所で生まれた想い出。
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記事一覧

ピアスと夜しか愛せない

彼の額に、またひとつ光が増えた。キッチンで黙々と料理をする横顔に、きらりと光るピアス。そ…

水夏月青
4年前
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穀雨のシナモンロール

今週から忙しくなる。先週会ったときに、彼はそう呟いていた。昨日だって、いつもの夜を企む時…

水夏月青
4年前
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微睡みの恋

 加速が滑らかになった新型車両の洗練された内装デザインに見惚れながら、ふわふわとしたシー…

水夏月青
5年前
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雪が雨に変わったら。

雨水の日は、1年で1番好きな日にするって決めている。だけど、今年の雨水は好きな人に会えたの…

水夏月青
5年前
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花冷えの空と、

22時の銀座駅、C4出口を駆け上がった先。銀座の街を見守る交番があり、さらに不釣り合いな桜の…

水夏月青
5年前
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平成最後の華金くらい、好きな人に会わせてよ。

平成の終わりを見ることなんて、できないと思っていた。私の人生、12歳の時点で終わるはずだっ…

水夏月青
5年前
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平成の恋よ、さようなら。

限りなく忘れたいことは、いつだって蛇口の壊れた水道のように止めどなく思い出してしまい、それは膿んだ傷口のようにいつまでも心を爛れさせる。そして、忘れたくないことほど、時間を引き延ばしたくて口をつけなかったシャンパンの泡のように、どこかに消えていってしまう。 乗り越えたはずのいつかの恋は、忘れたかったはずなのに、時々引っ張り出して愛したくなる。哀しさを引き連れて泣きたくなるのは、いつだってそこに後悔があるからで。そんな後悔をうまく昇華できないまま、平成最後まで泳いで、ひたすら