しげしげの徒然日記

旅先で出会った風景、文化、考えたことを記録したいと思います。

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最近の記事

めちゃくちゃお得!ミュンヘンの Masi wine Bar

Masi Wine Bar Munich +49 89 23032565 https://maps.app.goo.gl/uJiN1aWhmMVs8Tdz8?g_st=ic アマローネで有名なMasi。 ミュンヘンのマキシミリアン通りMasiのバーがあるということで予約して行ってきたのだが、お得加減にびっくりしたので紹介したい。 月に一度?超お得なイベント通常、このお店はBarとしてオープンしているが、月に1度テーマに沿ったワインのペアリングイベントが催されているらしい。

    • 憧れのアマローネのワイナリーへ訪問した話

      感動レベルの赤ワインワインのいろはも分からなかった数年前、「なにこれ美味しい!!」と素人の私でもその美味しさに感動したのが、今回紹介するイタリアはヴェネト州ヴェローナ地区にあるヴァルポリチェッラ・クラシッコの畑で収穫されたブドウで作られる「アマローネ」。 このヴェローナ中心地はロミオとジュリエットの舞台になったロマンチックな場所。 そんなヴェローナの中心地から車を約20分程走らせたところにアマローネのワイナリーは位置している。 アマローネとは アマローネは正式名称「アマロ

      • ワインの概念を変えたマルタのワイナリー

        超異質。衝撃的だったワイン(ワイナリー)を紹介したい。 マルタ島(マルタ共和国)を訪れた際にはぜひ訪問してほしいワイナリーMar Casar La Maison Du Vin Wineryについて書きたいと思う。 マルタのワインマルタ共和国はイタリア、シチリアの近くに位置する国。 面積は316k㎠と世界で10番目に小さい国である。(東京23区の半分のサイズだとか)マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の3つの島がマルタを構成している。 イギリス領だったため公用語は英語。 20世紀初頭

        • フランスのルイナールの試飲ツアーに行った話

          シャンパンで有名なルイナール(Ruinart)。 2022年7月、パリディズニーランドへ行ったついでに少し足を伸ばしてフランスのランス、シャンパーニュ地方にあるルイナールの試飲ツアーに行ってきたので備忘録としてここに記す。 シャンパンの基礎シャンパンとは シャンパーニュ地方産であり、かつ特別な方法で瓶内熟成させたスパークリングワインのこと。品種をはじめ、熟成期間や炭酸の強さなどルールが厳しく定められている。 以前筆者が訪れたマルタのワイナリーでも、シャンパンと同じ瓶内熟成

        めちゃくちゃお得!ミュンヘンの Masi wine Bar

          ボルドーのワイナリーに行った話

          夫のワイン好きか高じてワイナリーへ度々訪れます。 今回は赤ワインの代表といっても過言ではない、ボルドーを訪れました。 ボルドーの基礎知識 ボルドー地方はフランスの西、大西洋に面している地域。 東に流れるドルドーニュ川、南を流れるガロンヌ川がぶつかってガロンヌ川になり、大西洋へと続く。こういった地形的利点によりワインを運びやすかったことがボルドーのワインが栄えた理由でもある。 ちなみに右岸がドルドーニュ川の流れる地域、左岸はガロンヌ川が流れる地域を指す。 主要品種・赤:カル

          ボルドーのワイナリーに行った話

          ヒトラーを知る映画3選

          はじめに断っておく。以下で述べる映画を観ることでヒトラーを知れるとは言えない。しかし、第二次世界大戦下、一体どんな人物が政権を掌握し、ドイツ国民を熱狂させたのかを知ろうとすることは、選挙権をもって政治家を選ぶ権利のある私たちには大切なことではないだろうか。二度と同じような過ちを犯さないために。 1.ミケランジェロ・プロジェクト 2014年 第二次世界大戦末期、ナチスが侵攻国美術作品を繰り返すのをアメリカの特殊部隊が阻止しようとする実話を元にした物語。ホロコーストばかりに注

          ヒトラーを知る映画3選

          ホロコーストについて学ぶ映画3選

          ここではホロコーストの映像作品を紹介する。 映像で観るのは本と異なり余計に心が沈みますが、実際に起こった事なので心で感じることも大切です。 1. シンドラーのリスト 舞台は第二次世界対戦下のポーランド。ドイツ人オスカー・シンドラーが、自身の工場で多数のユダヤ人を雇用し、彼らをナチスの迫害から救うために奔走する物語。 初めて鑑賞した時の衝撃は凄まじかった。というのも当時は私はホロコーストがどのように行われたのか、どのようにユダヤ人がゲットーに送られ、収容所へ連行され、収容

          ホロコーストについて学ぶ映画3選

          アウシュヴィッツを知る本 4選

          今回は、先日にアウシュヴィッツ訪問を前に全貌を知りたいと思って読んだ本を紹介する。 この記事の最後には私が今後読みたいと思っている本のリストを書く。 訪問前に読んだ本ホロコースト ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌 芝 健介 著 2014年発売 本著はホロコーストが行われるようになった過程を解説している。ホロコースト=ユダヤ人の大量虐殺のみの知識しか持ち合わせていなかった私が初めて手に取った本である。 ドイツの歴史から収容所の特徴まで網羅されており、広く知るには適切な本だ

          アウシュヴィッツを知る本 4選

          アウシュヴィッツを訪問した話

          ドイツに住んでいるからには必ず訪問しなければ、と思い3年が過ぎてしまった。 今回夫に日本への帰任指示が出たのをきっかけに、やっとアウシュヴィッツ訪問が実現。訪問して思ったことは、ドイツに住んでいるからじゃなく、グローバル化が加速する現代、誰しもが行く機会があれば行くべきと痛感した。 ここではアウシュヴィッツの基本情報から行き方、個人的感想を述べたい 。 アウシュヴィッツとは アウシュヴィッツ絶滅収容所はホロコーストが行われたことで世界的に知られている。この収容所は、元々はポ

          アウシュヴィッツを訪問した話

          環境負荷の少ないクリスマスツリーの選び方

          私が住むドイツでは毎年、生のもみの木かプラスチックのツリーか、どちらが環境負荷が少ないか議論になるそうです。後者は葉がおちず、長持ちする。だけどクリスマスの香りに欠ける。しかし重要なのは、どの選択肢が環境にとってベストなのか、ということです。日本でもIKEAが生もみの木を売り出したりと、クリスマスを祝う習慣が一般化している昨今。日本人のわたしたちも無視できない問題となってくるでしょう。 そこで今回はプラスチックと生のもみの木、それぞれの特徴を洗い出したいと思います。 プラス

          環境負荷の少ないクリスマスツリーの選び方

          『学問のすすめ』 福沢諭吉

          私は慶應卒でもないが、日吉駅に住んでいたり知り合いに慶應生が多かったりと、慶應義塾には親近感を持っていた。そんなある日、慶應義塾生であった勝間和代がすすめていたので読んでみた。 あらすじ 江戸時代から明治にかけて、下級武士の出自であった福沢諭吉がどのように勉学を極め、慶應義塾を開き、世に影響を与えるまでになったかの話。表題が「学問のすすめ」とあるが、内容は諭吉の伝記に近い。 感想 本漫画を読んだ日は、全く持ってやる気の出ない日でソファーでNetflixを見まくっている

          『学問のすすめ』 福沢諭吉

          『総理にされた男』 中山七里

          中山七里さんの著作を読むのはこれが2冊目。 1冊目は佐藤健さんを主役に据えて映画化された『護られなかった者たちへ』。 この本をきっかけに、中里氏の書く社会派ミステリー(?) へ引き込まれた。 あらすじ 内閣総理大臣が謎の病気で危篤状態。そこで、総理大臣にそっくりな売れない舞台役者の加納慎策に官房長官から総理を演じて欲しいと密命が。 泥沼の政治世界に飛び込んだ一般人の慎策。彼は巧みな演説と総理大臣瓜二つの容姿で政治界をなんとか切り抜けていく。そんな中、日本大使館がテロリスト

          『総理にされた男』 中山七里

          2022年 買って良かったキッチン用品3点

          1個目:VICTORINOX(ビクトリノックス)のペティナイフ我が家は朝食に毎日フルーツを食べます。その時にとても重宝しているのがこのビクトリノックスのペティナイフ。小さな林檎(現在住んでいるドイツは林檎もみかんくらいのサイズ)や、プチトマトなど、小さめの食材を切るとき、切れ味がとてもよく、ストレスフリーです。 一方、このペティナイフが不得意なところは皮を剥いたり、グレープフルーツや大きなりんごを切ることと皮を剥くこと。刃が短いため一回でスパッと切れず、何度か歯を動かす必要

          2022年 買って良かったキッチン用品3点

          日本絵画と西欧絵画に見る権力の表現方法

          当たり前だが、日本と西欧では文化が大きく違う。それは言葉、建築においてだけでなく、権力の表現方法についても言えることがわかった。特に絵画においてはその違いが顕著だと思われる。 では、日本絵画と西欧絵画における権力の見せ方にどういった違いがあるのだろうか。 自身を絵に登場させて権力を見せつける西欧ナポレオンの例 西欧絵画では、特に抽象画期以前の作品には人物が多く登場する。 ルーブル美術館に所蔵されている『皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠』。この絵にまつわる小話は

          日本絵画と西欧絵画に見る権力の表現方法

          面倒なことほど手間をかける

          生活の中で、億劫なことってたくさんありますよね。 私は今主婦でほぼ家にいるので、家事はほとんど私がやっています。 お米炊くの面倒だなぁ、掃除嫌だなぁと日々思っていました。でも私、この解決策を自分なりに見つけたんです。どうやって解決したかを本章で紹介したいと思います。 ご飯炊くのがイヤ→炊飯器から土鍋へ 私、昔は白米自体が嫌いだったのでお米を炊く事はもっと嫌いだったんです。だけど主人と結婚してから、主人はご飯が大好きなので、毎日炊くようになりました。当時は炊飯器でです。でも

          面倒なことほど手間をかける

          トマトスープ事件後のナショナルギャラリー

          「環境活動家」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。 路上で練り歩くデモ隊、肉屋の前で「肉を食べるな」と看板を掲げる団体。多くの人がそれらを横目に見ては通り過ぎるだけだろう。 しかし、彼らは果たして私たちにとって無関係な主張を声高に叫んでいるのだろうか。 2022年10月14日、イギリスで耳を疑う事件が起きた。場所はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホやモネなどの名画を多く所蔵しているロンドンのナショナルギャラリー。あの誰もが知っていると言っても過言ではないゴッホのひまわりに、環境

          トマトスープ事件後のナショナルギャラリー