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もう一度、心の灯火を灯してくれた場所

2022年〜2024年現在まで。私の人生おやすみ期間に関わってくれた全ての人に私は心から感謝している。

この時期に、このタイミングで、この場で働いていなければ、出会うことのなかった人たち、知らなかった自分の一面、生きる方向、人が好きだということ。

約2年弱で得られたものは、私にとってとても大切で、これからの私の軸に染み込んでいくと思っている。

「一度崩れ去ってしまっても、何回でも積み上げればいいんだよ」

そう教えてくれた人たちの温かさに、私は何度も救われた。

私がどうしてQWSにやってきたのか、どうしてこんなに感謝を伝えたいのか、改めて言葉にしてみたので、読みたいところだけ読んでもらえたら嬉しいです。


QWSに入社した経緯

SHIBUYA QWSに入社する前、私は茅ヶ崎にある小さなイベント会社に所属していた。

年子で2人目の赤ちゃんが生まれたばかりの夫婦の会社だったため、徐々に子育て優先の生活へ。

皺寄せがだんだんと集まり、実働私1人という職場環境に。

2021年秋頃、一大イベント3つが重なり、10連勤。苦手な外部スタッフのおじさんと2人で泊まりがけイベントという、山場を超えて峠みたいな時期、とどめを刺すように母親から離婚の知らせを聞く。

4カ月間の無職期間を経て、人間は生きるだけでお金がかかるもので、半ば強制的にアルバイトを探し始め、渋谷QWSに入社。

小学生のとき、私の名前にある「海」には、「海が陸と陸を繋ぐように、人と人を繋ぐ人になってほしい」という思いが込められていると知ってから、なんだか忘れずに覚えていて、「人と人を繋ぐ」というSHIBUYA QWSの業務内容に惹かれて応募した。

心をほぐしてくれたコミュニケーター

正直QWSで働き始めた頃の私は、全部に見捨てられた気分で、全員を敵のように感じていたというか、絶対に心なんて開かないと怯えていた。

そんな私に対して、一緒に働く先輩たちのコミュニケーションの取り方はとても丁寧で、真剣で、焦らせず、まるで私に寄り添ってくれるようで。

次第に私の心はほぐされて、もっともっとお話ししたい。どんな人なのか知りたい。いつの間にか心を開いていた。

人生で大切にしていることが、そのままコミュニケーターとして大切にしていることに生かされている人たち。

私も真似したいと思う考え方や人との接し方、仕事への向き合い方を教えてもらった。

今まで相手の反応ばかり気にして雑談をしていた私だったのに、いつからか自分が感じたことを安心して話せるように変わった。

私はこんなふうに生きていきたい。こういう価値観を大切にしている世界で生きていきたかったんだ。と、私が今まで心の中で大切にしてきたものを認めてもらえる場所に出会えた気がした。

そんな頼りにしていた先輩たちが卒業する時期は、余裕がなくなり、トゲトゲした自分に後戻りすることもあったけど、そんな心細さを埋めてくれるように、新しく入ってきた個性豊かな後輩(と呼んでいいのかな?)たちが、今では心の拠り所になっている。

QWSにいる人はもれなく全員という勢いで、人が好きで、他者を尊重できる人たちなので、誰かを褒めることが当たり前。

一生分褒めてもらったのではないかというくらい、日常的に褒めてもらう日々だった。

褒められ続けることで、そんなに言われるなら…と、やっと自分自身を等身大に受け止められるようになってきている気がする。

私の心の支えになっていた些細なやりとり

私は本来であれば、会員さんをサポートする立場としてコミュニケーターをしているのだけれども、会員さんに支えられている日々だったように思う。

会員さんを見ていると、「人生どうにかなる」を体現している人たちばかりで、新しいことに挑戦するハードルが下がった。

失敗してもどうにかできるはず、と前向きなパワーをもらい続けていたおかげだと思う。

そして何より一番支えられていたのは、本当に些細なやりとりの積み重ね。

たった一言の会話であっても、「今日はいい1日だった」と帰り道にじんわりと心温まるくらい、人との関わりには大きな力があるなあと実感する日々。

そんな小さな出来事が、また明日を生きる活力に変わっていくんだと私は教えてもらった。

1年後の私の心境を読み返すと、またもう一度、歩き出そうと前向きなパワーが感じられる。

5月末に卒業します

2024年5月31日。たくさんの気づきをもらった職場を卒業することに決めました。

たまたま同時期に卒業する森田くんに声をかけ、5月20日にイベントを開催することになっています。

本の表紙をイメージして作ったよ

『ねぎちゃんとりょもからの思い出のおすそわけ〜サンキュ〜ズ〜』
日程:2024年5月20日(月)
時間:19:00~21:00
場所:はぐくむ湖畔 
最寄り駅:東松原駅(渋谷から井の頭線で10分)
参加費:¥1,000(ワンドリンク+手巻き寿司付き)

現時点で30人近くの方に来てもらえる予定なのですが、毎日忙しい日々を過ごしている皆さんを身近で見てきた身なので、これがどれだけすごいことなのかひしひしと感じており、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今までたくさんのコミュニケーターが卒業していますが、「立つ鳥跡を濁さず」静かに粛々とかっこよく卒業していきました。

自分でイベントなんかやっちゃって、どうしてそんな大袈裟なの?と誰にも言われてないのですが、ネガティブな私の頭の中にはそんな声が聞こえてきます。

なぜ私がそんな大袈裟なのか、理由を伝えたくて文章にしてみました。

これからはライター業務に専念することになったのですが、まだまだ拙い文章でみんなに読んでもらうことも怖いです。

でもQWSにいなければ、選ぶことのなかった職業でもあります。しっかりと自分の名前を背負って、胸張って、皆さんと一緒にお仕事ができるようになるくらいまで、成長していきたいと思っています。

イベントに込めた思い

初めて絵を描いてもらいました

私の唯一の同期、元コミュニケーター奈緒ちゃんから繋がった素敵なご縁から、こんな素敵なイラストを描いてもらいました。

今回私がこのイベントをやりたいと思った理由は、一度壊れてしまった私の心のろうそくに、もう一度、火を灯してくれた人たちに感謝を伝えたいと思ったからです。

QWSで関わった皆さんは、ボロボロに折れたろうそくに、何回でも蝋を分け与えてくれて、一緒にろうそくを作り直してくれて、火が消えそうになったら何回でも火を灯してくれて、不恰好なろうそくだとしても、もともとみんな違う形なんだからいいじゃん!と背中を押してくれて、そんな人たちだったなと思っています。

自分が大切にしているものを、自信もって大切にしていいんだと教えてくれる人たちでした。

そんな思いを伝えたら、こんな素敵なイラストを描いてくれたんです。

「みんな違うままぎゅっと寄り添いあっている」

そんな様子が描かれていました。

イラストをたくさん眺めたあと、ぽかぽかした気持ちで歩いていた帰り道。

何にも感じられなかった数年前の私からは考えられないほど、今の私は幸せだなあ、こんな未来なんて想像もできなかったなあと考えていたら、なんだか泣けてしまいました。

過ぎた過去に意味付けできるほど、私はまだ大人な心になりきれませんが、今の私になるために、辛い日々があったのだとしたら、踏ん張ってよかったと、そう思えるくらい、ここにくるためだったのかな?と思えました。

たくさんの素敵な出会いを噛み締めながら、残りの日々も大切に過ごしていきたいと思います。

何回も書き直してやっと書き終えましたが、やっぱり長くなりました。最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。

私の人生おやすみ期間に意味をくれた人たちへ。

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