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マインドフルネス超入門(3)歩行瞑想

歩くことは、人生だ。

昨日ネイチャーウオークをしていてそう感じた(笑)目の前の一歩一歩を積み重ねていくことで、不可能と思われた山頂まで到着することができるし、一歩一歩を積み重ねていけば、どこへでも行けるのだ。

呼吸も同じだ。生まれてこの方、一度も止まることなく呼吸している。その一つ一つの一瞬が積み重なることが人生なんだな・・と。

さて、今日は、歩行瞑想のやり方をお伝えしたいと思う。

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毎日の日常生活の中で、注意を集中するためには、歩行瞑想法が手軽で最適な方法といえます。その名のとおり、歩行瞑想法とは、歩きながら、歩いているという実際の体験に注意を集中するという方法です。歩きながら、歩くことに専念し、自分が、今、歩いているということを意識するのです。ーマインドフルネスストレス低減法 カバットジンー


歩行瞑想のやり方

・まず、まっすぐに立つ。ヨガでいう、山のポーズを取る。

・身体全体の感じを感じてみる

・足の裏の感覚、体全体の動きに注意を集中しながら、ゆっくり歩く

・片方の足を上げていき、空中を通って、着地する。次はその反対の足で同じことを行う。その繰り返しだ。

・行き先を決めないで、10分程度は行う(家の中の畳一畳分程度を行ったり着たりしても良い)

・視線はなるべく前方に固定しておく

・一歩、一歩に注意を集中する「歩いていることに、気づきながら、歩く」

・その場に存在していることを完全に意識する

ーマインドフルネスストレス低減法歩行瞑想を参照して作成ー


とてもゆっくり、丁寧に、味わいながら、歩くのだ。

マインドフルネスのクラスで習う歩行瞑想は、本当にゆっくりで、外でやっていたらちょっと目立つかな?というレベルだ。

なので、家の中でやる場合は、「超ゆっくり」歩く。外で歩行瞑想をやるなら、かなりゆっくりめの歩行。という感じになる。自分は、散歩していることに、気づきながら散歩をする・・程度にしている。あまりゆっくりして目立ちたくないのだ。

コツとしては、足の裏の感覚に意識を集中すると、集中しやすい。そのためには、裸足のほうが足の裏の感覚を感じやすいと思う。外で裸足になるのも抵抗があるだろうから、家の中を裸足で歩く・・など色々試してみてほしい。

じっとして行う、静坐瞑想・呼吸瞑想などが苦手な方は、こちらの方がピンとくる!という方もいる。

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FEET

バリエーションとしては、FEETというやり方もある。

F:Feel 足の裏で感じるものを意識しながら歩く

E:Ear 耳で聞こえるものを意識しながら歩く

E:Eye 目で見えるものを意識しながら歩く

T:Thought 浮かんでくる思考に意識を向けながら歩く

この4つを、4方向の正方形を歩くような形で実践してもいいし、行ったり来たりの直線で、それぞれ4つを行ってもよい。初めて挑戦したとき、Tの思考のときだけ、歩くのが早くなったのを記憶している。このやり方でもいろいろな気づきがあるだろう。

ぜひ、試してみてほしい。

朝起きてやる気が出ない日は、とにかく廊下を10分歩行瞑想している。そうするうちに、目も覚め、気力も湧いてくるので不思議だ。

私の好きな歩行瞑想は、あまり人気のないキャンプ場や山の中の林道などで自然や鳥のさえずりを聞きながら実践することだ。昨日もネイチャーウオークを実践したのだが、途中から風景がキラキラして見えた。新緑の木々の葉っぱがみずみずしくて、美しい黄緑色だった。

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