セルフ・コンパッション修行中。オンラインの練習グループに参加してみた話
こんばんは、臨床心理士&マインドフルネス講師の小林亜希子です。
今日は、アメリカのマインドフル ・セルフ・コンパッション・センターのCircle of Practiceというグループに参加した。MSC卒業生のための、練習サークルである。
MSCとは、なんぞやという話は・・こちらから
10週のオンラインコースを受けて、感激したのもつかの間・・・
人間とは忘れる生き物である(汗)
MSCの先生ナタリーや、MSC創始者のネフ先生の声の音声ガイドを毎日のように聞いているのだが・・・
なんだろう・・ライブで、ナタリーに優しく、あたたかで、おだやかな微笑みを浮かべられながら、瞑想をガイドされたい・・と思ってしまうように(笑)贅沢なのか?でもまあ、練習中の瞑想ってそんなものだと思う。(まだそこまで自分のものになっていない)
自分に優しくなれたり、あたたかくなれるのは、特に生身の人間の先生の体現されたセルフ・コンパッションを感じることでが私の場合は大きい。
そのため、この練習サークルに、昨日足を踏み入れてみた。
いざ!潜入!
毎回、海外のオンラインクラスに忍び込むには、時差を間違えないようにしなければいけない。
アメリカの時差は、場所によって違うのと、サマータイムと通常タイムがあったりしてややこしいったらない。
このサイト便利だった。
そしてまたお決まりの、zoomでのクラスである。
zoomについてはこちらがわかりやすい
カメラマイク付きのパソコンがある方なら、ただURLをクリックするだけで、参加できる。音は、MUTEにできるので、背景がうるさくても、子どもがいても、まあ大丈夫だ。自分がずっと喋るのでなければ。
入ったらもう瞑想がはじまっていたので、瞑想してみる。
その後、自己紹介タイムがあり、Tokyoから初参加したAkikoのためにと皆さんが自己紹介してくださる。世界中の方が参加していた。アジア、ヨーローッパ、アメリカ。ウェルカムされて感謝感激。
そして、皆さん笑顔が素敵で、優しい。癒され〜
やっぱり、12ステップの自助グループと同じく、効果を維持させるためには、単純接触効果的な日々の練習グループが必要よね!というわけで、すごくよかった!
せっかくなので、今日の練習を少しご紹介。
今日の練習
・今日をよりハッピーに生きるためには
・感謝していることを10個あげる
・自分の中の良い資質をいくつかあげる
これらを瞑想のガイドを聞きながら行った。
金曜日になると疲れてきて、愚痴っぽくなったり、自分に厳しくなったりすることが多いのだが、感謝していること10個!これすごくよかった。
・家族
・回復&12ステップ&仲間
・マインドフルネス
・セルフ・コンパッション
・キャンプ&キャンプ仲間
・マインドフルネス仲間
・仕事
・仕事仲間
・友人
・カメラ
などなど
自分のよい資質に関しても、普段は、negativity Biasといって、悪い方に目が向きがちだが・・・
よくない資質
例:おっちょこちょい、家事が苦手などなど
良い資質というところだと・・
例:好奇心旺盛、行動力がある
その中でも特に大事な資質・・
例:暝想をして中心とつながりながら、決断している
などなど。
自分にとっての、positivity に目を向けていく感じだろうか。
気づき
というわけで、今回の練習サークルとてもあたたかい気持ちになり、モードが自己批判モードから、自分に優しい他人に優しいコンパッションモードに切り替わり、その後の子育てにも穏やかで接することができた。気になるお値段も、MSC修了生向けだからか、これは10ドルくらいの寄付とリーゾナブル。
結局、12ステップのミーティングも、MSCもある意味アタッチメントの補強の意味合いもあるのだろう。スキルうんぬん、内容うんぬんというよりも、そういうつながりやその雰囲気、表情、ウェルカムな態度、人々のあたたかさ、そういったものが大きいのではないか?と思う。いってしまうと、スピリチュアリティーなのだろう。やはり。
なかでも、「回復をめざすつながり」「コンパッションを目指そうとするつながり」は、素晴らしいかけがえのないものになってきそうだ。
個人的には、12ステップは父性的(厳しい愛と枠組みの提示)、MSCは母性的(思いやりのある愛)な感じがする。両方あるとさらによいだろう(笑)12ステップの苦手な、女性の依存症者にはMSCがかなりおすすめである。
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