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レポート第5回レタスマインドフルネスワークショップ5

(続きです)

しかし沈黙をほどいてから大友氏が開口一番「(お茶菓子の)どら焼き食べていいかどうかすごく迷ってさー、聞いておけばよかった」。
「すみません、言えばよかったですね。召し上がっていただいて良かったんです」
「みんなが食べないから、なんか食べない方がいいのかなって……」

こんな時、無意識に「正解」を探してしまいますよね。
どう振る舞ってもいいようなときにでも「正しい」あり方であらねばという意識が動いてしまう。
「それは瞑想の実践でもあるよね」と大友氏が言った。
「坂井さんがよく言う『とりあえず、ラーメン食べて』だよ」
「え、それ何ですか?」
「知らない?『とりあえずラーメン食べて』って言われると、俺なんか『はい』って言って手近なラーメン食べちゃうんだけど、『カップラーメンでもいいんですか?』『いつ食べるのがいいですか?』『塩ラーメンですか?』『そのラーメン食べろという発言の意図は』とか延々言ってるだけで全然ラーメン食べようとしない奴がいるっていう話」
「ははあ」
「それじゃ腹が膨れないよね」

この後はお茶を飲みながらざっくばらんな話、近況報告やアドバイスなどを話し合った。
一部のお話だけ抜粋します。

前回、大友氏から「お風呂と食事の順番を変えてみたら」という、私からすると(それは瞑想の話じゃないよね?)というインストラクションを受けた参加者さんがいたのだが、「それですごくうまくいくようになったんです!なんでそれだけのことを自分で気が付かなかったんでしょうね」というご報告があった。

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マインドフルネスや瞑想をしていると、「こうでなくてはならない」という硬直化したものの見方が崩れて、本質が見えてくる。
いま言ったような日常生活の習慣や仕事の手順に「こうじゃなくてもいいよね?」という気付きが出てくるんです。
新鮮で、いつでも小僧みたいな気持ちで取り組める。
さっきの話に出ていたように、人間が本質で同じと分かれば差別も消えるし、そうやって接すれば人間関係も楽になる。
変なこだわりや勘繰りが、瞑想がすすむとなくなってくるんです。

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今回も参加者の皆様のおかげで和やかな会となりました。
3月にもワークショップを行いますので、ぜひご参加くださいませ。

(この項終わり)