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瞑想を継続する方法

【瞑想を継続する方法】
坂井洋介

これは瞑想を毎日続けたいと思っているけれど、なかなか続けられないというお悩みがある方に向けた文章です。
環境や体調は万全だが、心がどうしても怠けてしまうという人向けです。

私の考える方法は6つあります。

1つ目は、自己暗示、アファメーションなど、言葉の力を使う方法です。
今、この場で100回、瞑想継続に関するアファメーションを唱えれば、すぐにやる気満々になるとは思いませんが、毎日、一定数アファメーションを唱えていれば、必ず、心はその言葉の影響に染まっていきます。だから、今日やる気を出すためというより、1週間後のために唱えるくらいの長い目で実行するとよいと思います。

瞑想を続けたいけれど続かないということは、表層意識的には続けたいという気持ちがあるが、潜在意識はやりたくないと思っている状態だと考えられます。
その潜在意識を変化させるためには、少しずつ言葉の影響を与えていくことです。
急激な変化はありませんが、毎日たゆまずアファメーションを続けていければ、心は必ず変化します。
気をつけなければならないことは、激しい効果が見えにくい点です。意識されない部分に影響を与えるアファメーションは、表面的変化の原因としてとらえにくいのです。だから、効果が出なくても、決めた期間は一定量のアファメーションを唱えるとよいと思います。

2つ目は今の環境のありがたさを考えることです。
環境的にどうしても瞑想できない日が3か月後にくるかもしれません。そのときにもっと瞑想しておけば良かったと思ってももう後の祭りです。
今は瞑想できる環境にいるのだから、この時を活かさなければもったいないと考えます。
今瞑想できる環境があることが本当にラッキーなことなんだと実感できれば、やる気も沸いてくると思います。

3つ目は、とにかく瞑想することです。
1分でも2分でも構いません。
真面目な方は何分以上瞑想しなければ意味がないなどと考えがちです。だから、その時間分出来ないならやらないとなってしまいます。
とにかく始めて2分後に止めたとしましょう。そのとき、たった2分と考えず、2分出来たことを喜びます。
そして、同時に次回はもっと長い時間瞑想したいと強く思いましょう。

もっと瞑想しようと思っているのに、少ししか出来なければ、葛藤などが起こってくるかもしれません。それは必要な葛藤です。
葛藤がなければ成長はしません。高く飛ぶ前にはしゃがまなければ飛べません。そう考えて葛藤を肯定的にとりましょう。

4つ目は、瞑想友達をつくることです。
一緒に瞑想しようとしている仲間をつくれば互いに刺激しあうことが出来ます。
瞑想会やワークショップに参加するのもよい刺激になります。やる気が一気に出てきます。
そういう機会がない人は、瞑想関係の情報を書籍やネットからでもとりましょう。
書籍やネット情報も刺激を受けることが出来るという意味では友人と同じ効果があります。

5つ目は、環境を整えることです。
部屋を整理したり、スマホを遠ざけたり、食事を適切にとるなど、瞑想に適した環境をつくります。
継続するには意志よりもむしろ環境を整えることの方が重要だという考え方があります。頑張って続けるよりも、環境を適切に制御することを頑張った方が結果がよくなるということもあります。

6つ目は、徳を積むことです。
特に瞑想に関する徳がよいと思います。
瞑想している人を助けるとか、瞑想をしている団体の活動を手伝うとか、人が瞑想する気持ちを上げるよう手助けすることは業の働きによって、自分のやる気が出てくる状態をつくります。

以上、今回はすべての項目を簡単に説明しました。