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精神疾患をどう捉えるか?

うつ病や不安障害、パニック発作など身近なものから統合失調症のように聞き慣れないものまで…

精神疾患にはありとあらゆるものが存在します。

かつてヨーロッパでは、精神疾患は悪魔が取り憑いたとされ、魔女狩りなどの迫害を受けました。
ナチス・ドイツでも精神薄弱者(知的障害)を強制収容所に捕らえていたそうです。
それもあってか、日本で精神疾患を社会から隔離する考えは西洋文化が伝播した明治以降に広がりました。富国強兵に精神疾患は良くないという考えです。
江戸時代以前は統合失調症などで苦しんでた人を寺院が介護(?)していたそうです。

治療法がだんだん確立され、精神科医の尽力もあって、今では気軽に精神科を受診することができるようになりました。

しかし、精神疾患に対する社会の偏見は未だに変わってないように感じました。
腫れ物扱いや犯罪予備軍のような不穏なイメージを当てはめられたり…
居心地は悪いままです。

そもそも精神医学では、診断には本人または周囲の人がその行動による精神的苦痛を感じることが必要(?)なのです。
誤解を恐れずに言えば、誰も困ってなければ大丈夫なのです!

身体医学のように症状があれば病気と診断するのではなく、本人や家族、友人が困ってないかも考える必要があるのです。
精神医学は非常に奥深く難しい領域です。専門家でも絶えず議論を交わすほど曖昧な領域なのです(素人の私には難しいです…)。

精神疾患は「病気」ではなく「本当に病気」かどうかを当事者や周りの人が絶えず考え続けるものだと私は考えてます。

私の願いは、たくさんの人に少しでもこころの問題に関心を持ってもらうことです。 そして、こころの問題で苦しむ多くの人が癒される時代が来ることでもあります。 もし応援していただけるのであれば、サポートもよろしくお願いします。