ある所に駐車場の管理人さんがいました

その駐車場には3人の管理人さんが交代で駐車場の管理をしていました

その中にとっても人柄の良い
優しいおじいさんの管理人さんがいました

例えば駐車場が満車になる場合があります

他の二人の管理人さんは
満車という看板を出し、
管理人室にこもっていました

しかし、おじいさん管理人さんは

駐車場の前に立ち

満車の看板の横で
ごめんなさい

あっちに行ってねという風に

頭を下げて案内をします

満車でなくても、時間さえあれば、外に出て、元気に挨拶をしていました。

おはよう、いってらっしゃい

お疲れ様でしたー。お気をつけて

そんなある日
ある男性がその駐車場を使用していた時の事です

車を停めて外に出ようとした時に

急に雨が降ってきました

どうしようと、困っていると

管理人さんがやってきてくれました

そしてある事をしてくれたんです

どんなことだと思いますか？

そうです傘を貸してくれたんです
それも自分の傘です

これ持って行きな
おれは、カッパがあるから

男性はとても感謝をして
申し訳ないと言いながら
傘を借りました

数ヶ月後

そのおじいさん管理人さんは、

ご家庭の事情により

その駐車場の管理人を辞めなくてはならなくなりました

その話を聞いた、傘を貸してもらった男性は、
何か御礼をしたいと思い、プレゼントを買って、
最後の日に駐車場に持っていきました。

駐車場に着くと、そこには、驚くべき光景が広がっていました。
どんな光景だと思いますか？

プレゼントを渡そうときたのは、男性一人だけではなかったのです。

２０人を越えるくらいの人々がやってきていました。

いえ、次から次へと増えていきます。

そして、
管理人室の中には、山のように、お祖父さん管理人さんへのプレゼントが置いてありました。

みんな、おじいさん管理人さんに、御礼を言いたかったのです。

本当にありがとうございました

いつも元気をもらっていましたり

おじいさんの、温かい挨拶でいつも、頑張れました。ありがとうございます。

その男性も御礼を言って、プレゼントを渡しました。

すごいですね。
こんな風にみんな、おじいさんに助けられていたんですね。すごいなー。

それを聞いたおじいさん管理人さんは、
このように言いました

私は何もしていません。
私にできることなんて、何もありません
すごくなんて、ない。
でもね
私は、とにかく1つだけ心がけていることがあるんです

どんなことだと思いますか？

私が心がけているのは、
駐車しに来るお客さんに喜んで参りますもらうには、どうしたらいいか？
それしか、考えてないんですよ。

でもね、そう考えて仕事をすると、この仕事が本当に楽しくってねー。

そんな風に笑顔で、教えてくれたのです。

みんなは、日々、たくさんの仕事、活動をしますね。

給食当番
掃除当番
一人一当番

その時に、このおじいさん管理人さんのように、周りの人を喜ばせるためには、どうしたらいいか？

そんなことを考えてみませんか？

そんなことを考えて、取り組むと自然と、その仕事が楽しくなってきます。

あなたの今、やっている、活動、当番は、どうすれば、周りの人が喜んでくれるようになるでしょうか？

是非考えて、取り組んでみてください。