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【U-NEXTで配信中】人気映画女優主演のHBO極上ミステリードラマ3選

2022年2月現在、U-NEXTで配信されているHBOの映画やドラマ作品は、約60タイトルほど(峯丸ともか調べ)。
今回は、その中から3名の人気女優が主演する、本格派のミステリードラマをご紹介します。

【海外ドラマファンのためのマガジン第140回】


映画や小説ではミステリーを楽しむけれど、ドラマはあまりみたことがないという方々に、ぜひ鑑賞してもらいたい本格ミステリードラマ3作です。
リミテッドシリーズ(ミニ・シリーズ)なので、1シーズン(6話から8話)で終了しますので、安心してお楽しみください。

『シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件』(2018)

エイミー・アダムス主演、全8話で描く究極の「イヤミス」が炸裂します。
『ゴーン・ガール』『冥闇』の作家ギリアン・フリンの小説『KIZU―傷―』が原作。
エイミーの他にも、母親役のパトリシア・クラークソン、妹役のエリザ・スカンレンなど、出演女優のキャラクターには、かなりクセありです。

故郷の田舎町で発生した殺人事件を取材するため実家に戻った新聞記者のカミーユ(エイミー・アダムス)が、過去のトラウマと対峙しながら、事件の謎を追うミステリー。

個人的には、イヤミス度は、かなり高めでした!思わず、「うわぁ…….」と言ってしまった犯人判明シーンが衝撃的!
金属を引っ掻いたときの感じ似たイヤーな感覚に、鑑賞後もしばらくは悩まされました。
かなりの本格派なので、普通のミステリーに飽きているひとには絶対的におすすめします。ただし、母親との確執があるひと、実家に良い思い出がない人、自傷行為をしたことがある人などは、視聴要注意です。


『フレイザー家の秘密』(2020)

ニコール・キッドマン主演。ニューヨークで起きた殺人事件に巻き込まれるセレブ一家の物語を、全6話で描く本格派ミステリー。

ジーン・ハンフ・コレリッツの小説「You Should Have Known」(2014)が原作。
『アリー・myLOVE』などのデビッド・E・ケリーが製作総指揮で、デンマークの女性監督スサンネ・ビア全6話の監督を務めました。

グレース(ニコール・キッドマン)は、マンハッタンで暮らすセレブ妻。
医師の夫ジョナサン・フレイザー(ヒュー・グラント)と、一人息子のヘンリー(ノア・ジュープ)の三人で、なに不自由のない暮らしをしています。
ところが、ママ友の一人が殺害される事件に巻き込まれ、グレースの暮らしは一変し、好奇の目を向けられる対象になってしまいます。

「犯人はだれ?」と、登場人物も、視聴者もやきもきする古典的ミステリーです。
個人的には、犯人は違う人物のほうが、オチとしておもしろかったかなぁ…….とは思ったのですが、最後まで「だれが犯人なんだ?」と、むずむずしながら鑑賞できました。最後の最後に殺人犯が判明します。


『メア・オブ・イーストタウン』(2021)

『タイタニック』(1997)のローズ役でおなじみのケイト・ウィンスレット主演のミステリー。全7話です。製作も務めたブラッド・イングルスビーのオリジナル脚本になります。

「誰もが顔見知り」というアメリカの田舎町イーストタウンで、10代で、シングルマザーでもある少女が殺害される事件が発生。
刑事のメア(ケイト・ウィンスレット)は、事件の捜査にあたるものの、自身の家族の問題などに悩まされ、さらに、容疑者の数も多く捜査は難航します。

このドラマのケイト・ウィンスレットが魅力的すぎて、物語にぐんぐん引き込まれていきます。メアは地元のバスケットチームで活躍した有名人で、警察官という立場からも、周囲から一目置かれてきたのですが、家族の問題などで、ヒーロー的な存在から転落してしまいます。

そんな状態のメアからは、信頼度が落ちた人間の哀愁のようなものが漂い、やさぐれた色気がだだ漏れ状態で、おもわず「ケイト・ウィンスレットってこんなに素敵だったんだ」と再確認してしまいました。

ミステリーとしては、「怪しい人物は多数いるけど、犯人じゃないっぽいな」という状況が長らく続き、急展開するのですが…….。
2度美味しい、極上ミステリーとだけ言っておきます。


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