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【映画紹介】最新TVで見る1933年『若草物語』の美しすぎるキャサリン・ヘプバーン

シアーシャ・ローナン主演『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』が公開中ですが、こちら、トーキーでは4度目の映画化となります。

第1作となるのが、1933年に公開されたジョージ・キューカ―監督作、キャサリン・ヘプバーン主演の『若草物語』です。

キューカ―監督は、1930年代から、1950年代の映画黄金期に活躍した映画監督で、「女優を美しく撮る」監督と評されています。

『椿姫 』Camille (1937) グレタ・ガルボ

『フラデルフィア物語』 The Philadelphia Story (1940) キャサリン・ヘプバーン

『ガス燈 』Gaslight (1944) イングリッド・バーグマン

『スタア誕生 』A Star Is Born (1954) ジュディ・ガーランド

『マイ・フェア・レディ』 My Fair Lady (1964) オードリー・ヘップバーン

などなど、そうそうたる大女優たちを、心底美しく撮ってきました。

わたしは、10代から20代の頃、オールドムービーにハマり、かなりの本数を鑑賞したのですが、2020年になり、再び1930年から50年代の映画を鑑賞しています。

というのも、今年に入り4Kテレビを購入したら、映画の画質がめちゃめちゃよくなったんです。

昔の映画でも画像が補正されて美しく映し出されます。

どういう仕組みかイマイチよく分からないのですが、レグザには画像補正という機能があるらしいです。

このテレビで、昔の白黒映画を見ると、白と黒のコントラストがハッキリと移るので、白黒映像特有の画面がジジジと揺れる感じが補正されていることに驚きます。

現代の技術で、自宅にいながら昔の映画を美しく見られるというワケです。

ただ、この機能、白黒映画には本当にありがたいのですが、1970年位の映画だと、微妙です。

当時のカラーフィルムの色あせた感じまで、見事にクリアにしてしまうので、ちょっと映画の雰囲気を壊してしまう恐れもあります。

マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』(1976)を、この新しいTVで見たのですが、以前見たときの色あせた感じがなくなり、クリアな色彩になってしまっていて、「あの感じがよかったのに」と思ってしまいました。

ただ、白黒にはバッチリ効果があるので、昔の映画を見たことがないという方は、ぜひお試しいただきたいです。

当時の女優さんたちは、ハンパない美しさなので、覚悟してご覧ください。


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