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読書感想文

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読んだ本の感想を書いている記事です。特に読む本に制限はつけておらず、興味の赴くまま徒然なるままに選んでいます。
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記事一覧

ナチスは「良いこと」もしたのか?

なかなか目を引くタイトルにつられて、本屋で思わず購入した本が『ナチスは「良いこと」もした…

minemusic
3か月前

山田太一『異人たちとの夏』 を読んだ

珍しく私の両親がそろって良作だと言った作品が、山田太一の『異人たちとの夏』でした。(二人…

minemusic
4か月前

フランクル哲学と小説『ヘヴン』

フランクル哲学を知った後に、一番最初に手に取った小説が川上未映子作の『ヘヴン』でした。 …

minemusic
7か月前
15

てんちむの 『推される力 - 推された人間の幸福度』 を読んだ。

私はてんちむのにわかファンです。モテフィット大炎上事件から彼女のことを知りました。 しか…

minemusic
5か月前
6

テッド・チャン『あなたの人生の物語』 - タイムトラベルをしてみたらどうなるのか。

過去に戻って人生をやり直したり、未来に行ってお得な情報を仕入れて現代に戻ってボロ儲け。 …

minemusic
5か月前

太宰治『斜陽』 - 生きる覚悟を持つということ

誰でも一度は自分の死を考えたことがあると思います。生きる力が湧いてこない。生きるのが辛い…

minemusic
5か月前
2

凪良ゆう 『汝、星のごとく』 を読んで

凪良ゆうの『汝、星のごとく』を読みました。 この小説を読む間、高校を卒業して上京し、初めての一人暮らしを始めた時のことを思い出しました。最初は今までの人生の中で一番自由な生活に興奮して心を踊らせたものの、両親の温かい鳥籠の中で育んできた理想郷はどこにも無いことに気づき、打ちのめされた時期でした。 "完璧なものなどない" という当たり前の事実を受け入れるのが辛かったのです。 それは東京という、自分とは違う生い立ちを持つ人、そして多様な生き方が混在する環境で、自分が望む望ま

大江健三郎『死者の奢り』 を読んで - 絶望の中にあるのは希望だ

英語タイトル: Lavish Are The Dead (死者は贅沢だ) 大江健三郎の『死者の奢り』を読みました…

minemusic
4か月前
2