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【解説】カーネル・サンダースってどんな人?

クリスマスが近づくと、竹内まりやさんの「すてきなホリデイ」と共に、ケンタッキーのCMが流れますよね。

でも、ケンタッキーの生みの親である、「カーネル・サンダース」が何者なのか知らない人は多いはず。

そんな、謎人物ことカーネルおじさんについて、【本】「カーネルサンダースの教え」を読んで学んだことを交えながら、紹介していきます。



カーネルおじさんから学んだこと

カーネルおじさんの長所・短所

カーネルおじさんが機関士として働いていた頃、不当な扱いを受けた従業員がいることを知ると、労働組合の先頭になって、会社に対して抗議しました。

また、家族想いで、子供の未来を考えられるカーネルおじさんは、孤児院へ寄付活動をしています。

料理好きの強みを活かして、カーネルママが作ってくれたフライドチキンを真似て作り、今では世界中で食べられています。

後述しますが、多くの人が悩んでいることを見つけては、すぐに解決しようと行動しています。

その反面、自他ともにルールに厳しい。

自分の言った通りにならない、相手の態度が気に食わないと、すぐに頭に血が上るおじさんでした。

暴言を吐きながら、ステッキをぶん回していたなんて、想像するだけで恐ろしいです。

地震・雷・火事・カーネルサンダースとなっても、おかしくなかったかもしれません。


2つの理由で、カーネルおじさんは仕事を頑張れた

タイトル画像の通り、カーネルおじさんは、何度か死にそうになってます。

①息子の車を牽引して吊り橋を渡っていたら、吊り橋のロープが切れて、車ごと橋の下に落下。頭の皮がめくれ、全身打撲。

②治安が悪い地域のガソリンスタンドで働いていた頃、寝ている時に近くでマフィアの抗争が起きたので、パンツ一丁でライフル片手に戦った。

それでも、仕事を頑張れたのはなぜだったのでしょうか。


1️⃣家族を養うため
(〜子が1人立ちするまで)

カーネルおじさんには奥さんと、娘と息子がいました。

常に家計を支えるのは、カーネルおじさんの役目。

ところが、カーネルおじさんは、何度も転職しています。

クビを言い渡されたり、起業しても競合他社の出現や不況により、事業をたたむなど。

それでも、休んでいる暇は全くなかったのです。


2️⃣沢山の人を幸せにするということが、自分の喜びだと確信したから
(保険営業マン時代〜亡くなるまで)

カーネルおじさんが若い頃、保険の営業マンとして、大活躍していました。

そんな時、カントリークラブという、社会支援団体に加入しています。

カントリークラブの指針には、こうありました。

①最も奉仕するものが、最大の利益を得る
②我が身の前に、他人に奉仕する

この言葉に、カーネルおじさんは感銘を受けます。

「働く目的は、これだ!」と思ったでしょう。

カーネルおじさんが子供の頃、家で美味しいパンを焼けたことが嬉しくて、兄弟をつれて、カーネルママが働く工場へ持っていったことがあります。

カーネルママはとても喜んだそうです。

そういった経験とカントリークラブの指針が合わさり、カーネルおじさんが働く軸ができあがりました。

保険営業マンとして働いた後は、フェリーの会社を立ち上げたり、ガソリンスタンドで働いています。

もちろん、そこでの働きには、カーネルおじさんの中にできた軸が、運命を動かしたのです。

そして、ここでカーネル・サンダースのフライドチキンが誕生しました。

川の向こうに病院があるのに、川を渡る橋がない…
→船を出す会社を作ろう!

ガソリンスタンドに来るあんちゃん、いつも腹ペコで可哀想…
→小さな定食屋作ろう!チキンも出しちゃおうかな!

ガソリンスタンドに来るあんちゃん、休む場所がなくて可哀想…
→泊まれるところを作ろう!


たった1つのシンプルな回復方法が、カーネルおじさんを元気にさせた

回復方法:夜は寝る

書店へ行くと、睡眠法の本が増えたように思います。

それだけ、現代人は寝れていないか、質の悪い睡眠に悩まされているのでしょう。

カーネルおじさんが守っていたのは、寝ることでした。

誰か会いたい人がいても、その瞬間に会えない。
モヤモヤ悩んでも、解決しない。

カーネルおじさんは、上手くいってはどん底を経験する人生でした。

それでも、「次はどうしようか?」と考え行動できたのは、睡眠時間を削らないことで、朝には脳がスッキリしている状態を保っていたからといえるでしょう。


学んだことをどう活かすか

自分が頑張る理由を具体化する

仕事をして、給料をもらうとします。

何のために働いている?と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。

「生きていくため」「生活するため」

これなら、まだ明確です。

しかし、「とりあえず、めっちゃ稼ぎたい!」はどうでしょう。

これだと、何のためにいくら稼ぐのか分かりませんよね。

せっかく頑張っても、「俺なんで頑張っているんだっけ?」と燃え尽きてしまいそうです。

カーネルおじさんから学べることは、頑張る理由を具体化すること。

カーネルおじさんは、
1.家族を養うため
2.他人に奉仕することで、沢山の人を幸せにしたい
これらが、仕事を頑張る理由でした。

頑張る理由の具体化と言っても、大きなことじゃなくてもいいと思います。

僕は、月収30万稼げるようになったら、彼女を星野リゾートへ連れていきたいです。


寝る時間を削らない

本の中では、池谷裕二さん(脳科学者)の言葉が書かれています。

睡眠は、脳や体を休める時間ではない。
頭の中の情報の保管や、整理を行う、活動的なこと

たまに知らない人の自伝をパラパラと読むと、
「寝る時間を削って話し合いをした」と載せる人がいます。

科学的には非効率なことなのかもしれません。

努力の仕方には、人によって向き不向きがあります。

僕は、徹夜をして良かった経験がないので、まずは寝て、脳が整ってから思考・判断することをこころがけます。


いかがでしたか?

今回は、カーネル・サンダースについて、本を元に学んでいきました。

フライドチキンは、沢山の人の腹ペコをなくして、幸せにしたいという思いが詰まった食べ物です。

ぜひ、雑談のネタとして、他の人にも共有してくれたら嬉しいです。


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