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[GBA:31] ZOOOと私。

動物が好きだ。
BBC earthやNATIONAL GEOGRAPHICはいくら見ても飽きないし、動物園訪問を目的として家族旅行を計画することもしばしば。先日訪れた名古屋市東山動植物園も大変素晴らしかった。
物理ではなく生物を専攻すべきだったかもしれない。

さて、今回は遊べる動物園「みんなのソフトシリーズ ZOOO」について綴る。
3マッチパズル黎明期の傑作だ。

みんなのソフトシリーズ ZOOOとは

2003年10月31日発売。
かつて人気を博した同名FlashゲームのGBA移植版である。
そもそも「ZOOO」は様々なハードに展開されており、人によっては「ZOO KEEPER」というタイトルの方が馴染みあるかもしれない。
国産3マッチパズル(※)の元祖と言っていい作品だろう。
個人的にはApple arcade版「Zookeeper World」に一時期熱中していた。

※同じタイルを繋げて消すパズルゲームのこと。有名なタイトルは「パズドラ」。

「ZOOO」はその名の通り動物園がモチーフ。
四角くデフォルメされた動物パネルを消して、ノルマ達成を目指す。
非常にシンプルながら、だからこそ熱中してしまう名作パズルだ。

制限時間との熱い戦い

今回GBA版「ZOOO」の初見時はかなり面食らった。
馴染みのある「Zookeeper World」とゲーム性が全く別物だったからだ。

「Zookeeper World」は手数(動物パネルを動かせる回数)に制限があり、ノルマ達成を目指し1手1手をじっくり考えるゲームだった。(特に後半は手数ギリギリ、運要素もあり)

ZooKeeper World。27手で画面左のノルマ達成を目指す。

対して「ZOOO」に手数制限はない。
その代わり、制限時間が設けられている。
つまり、如何に制限時間内でハイスコアを叩き出すか?というゲームなのだ。

ZOOO。画面下のTIMERがジリジリと減っていく。

前者は詰将棋、後者は持ち時間切れ負けの対局のようなものだろうか。
基本ルールのみ共通で、競技性は別物と言ってもいい。

どちらも楽しいが、個人的には「ZOOO」の制限時間制の方が好きだ。
私の実力ではせいぜい1プレイ10分が限界。
しかし、その10分間は他所ごとを考えず「ZOOO」に夢中になれる。
刻一刻と迫る制限時間の中、血眼になって揃えられる動物パネルを探すのだ。

個人的な話だが、最近は常に頭の片隅に仕事が引っ掛かっている状態だった。
そんな頭をリセットしてくれる動物たちには本当に救われている。ありがとう。

みんなのソフトシリーズ ZOOOを終えて

ポップな絵柄や気の抜けたBGM、そしてその外見から想像できない熱いプレイ。
「ZOOO」は間違いなく熱中できるパズルゲームだ。
マルチタスクに疲れた現代人に脳のリフレッシュ目的としてオススメしたい。

ちなみに私の推し動物はホッキョクグマとコウテイペンギンだ。
極地の動物は逞しく美しい。「ZOOO」に彼らのパネルがないことが残念だ。
パネルカスタム要素の搭載を願わずにはいられない。

さぁ、次のゲームへ行こう。

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