No.4 脱力から思い出したこと。

前回整骨院に通い始めたという話をしました。
通う系が苦手なので整体やマッサージの類は一年に一回行くか行かないかです。

そのレアな体験をしに行った際、なぜか上手にリラックスすることができません。
まず初対面の施術師さんが私がひどく緊張してることに驚きます。でも私自身は緊張してるつもりはないのです。

「もっと力抜いてください〜」「リラックス〜」
とか言われてやろうとするけど、よくわからない。
脱力した方が効果が高いだろうと思うものの、どうしたらいいのかわからず試行錯誤してるうちにそのパートは大体終わってしまう。

思い出した。

そういえば小さい頃から「肩に力入ってる」とか「硬い」とか言われたなあと。
人見知りはしないけど人前ではしゃいだりするのが苦手で変に落ち着いた子供でした。親に甘えるとかも少なく親から「もっと甘えてほしい」と言われたこともあります。今思えば人前では緊張してたのかもしれない。

その代わり一人になると行動的になって、自転車で遠くへ行ったり木登りをしたり学校の帰りに寄り道をして遅くまで家に帰ってこなかったりして、しょっちゅう親に怒られていました。

友達もいたし、親を嫌いとかもなかったです。
でも人との距離感が少しだけ遠い方が心地よかったんだと思います。

昔はそれをすごく悩みました。
なんなら三十台前半までは悩んでいたかもしれない。「何故漫画やドラマで見るような熱い友情を築けないんだろう」って。
でも当たり前。
だって少し距離感ある方が心地いいんだもん。

「この距離感でも長く友達でいてくれる人がいるってありがたいなあ〜」と施術中に夢心地でぼんやり考えたのでした。

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