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本屋のあかりはどこへいく

仕事で失敗した日
なんとなく落ち込んでいる夜
なにを買うわけではないけれど、街の本屋へクルマを走らせた。

ぐるりと新刊を物色して
雑誌を立ち読みして
本を買えた日はまだ大丈夫、買えなかった日は心が閉じている証拠。

沈んだ気持ちを落ち着けて、整えてくれるのはそんな街の本屋での時間だった。

つぶれてしまったそこの跡地にはまだなにもない。

広々とした空き地がいつまでもそこにあるだけだ。

大切な居場所の大きさを噛みしめるのは、いつだって失ったあとだ。

#本屋 #つぶやき


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