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4年間という時間がほしかった。

お腹が空いています。フロム新宿。
ウツノミヤサトミです。

先日こんな記事を書きました。

さて、以前ネット上で「大学に行くべきか否か」の討論がありました。そもそも大学に行かなかったら、青春のエモさは味わえなかったんだよなあと思い、今回は「大学生」という時間について考えてみました。


私が高校を卒業する時に軸としていた考えは、「4年間という時間がほしい」 
これが、大学に行く最大の理由でした。


とても抽象的ですが、自分自身見てる世界が狭すぎるし、そもそも将来を選択できる自信もなく、もっとたくさんの経験をしないと将来なんて考えられねえ〜

とモラトリアムを過ごしていたため、本当に時間がほしかったのだと思います。

まともに授業も受けてないし、予想していた大学生活と全く異なる4年間でしたが、その中でも私なりに考えたものを書こうと思います。

・大学4年間で得たこと
・4年じゃないとダメな理由
・時間の価値基準を知ること
・未来の選択肢


大学4年間で得たもの
それは、大きく2つ、対人関係自己理解です。

私は大学に入りより多くの価値観と触れました。アルバイトやサークルを通して、一回りも二回りも年上の社会人の方とも出会いました。

人は第一印象がほとんどで、失礼にも(笑)イメージをズケズケと伝えてくる人間もいます。それは本当にムカつくものもありました。それでも、お互いに何かを感じ取り、知らぬ間に深い話ができるような友人もできました。
また友人関係だけでなく、親子関係、年上の方に対するコミュニケーションもここ3〜4年でかなり成長したと思います。

そこで分析力や共感力を構築できたのは、いい経験だったなと思います。

また、自己理解の部分では上記の対人関係によるものであったり、複数のコミュニティへの所属で価値観が研ぎ澄まされたと思います。そこには大学で学んだ社会学もかなり応用されたかと。重ねて、ろくに授業は受けていなかったけど。

本当の自己理解は、就活後の今まさにやっと分かってきたところですが、学生のうちにきちんと自己理解ができた人生でさすがだな自分?という感じです。

4年間じゃないとダメな理由
これも大きく2つあって、一つは短大や専門の2年は凝縮されていて短い!短すぎるっ!一瞬で卒業してまう!という点で視野に入れていませんでした。あとは18で専門を学ぶ自信がなかったからですね。やっぱり大学にいく〜という選択ができるほど余裕がなかったのでそこは考えていませんでした。専門いってる友だちマジで尊敬してます。
二つめは、20代を削りたくない!という点でした。浪人して勉強したとしたら卒業するのは早くて23、24、え、人生…と思っていたのです。高校生のくせに生意気ですね。謎にキャリアステップを踏みたかった私は、20代の前半に余裕が欲しかったのでしょう。今考えると、院に行って自分のやりたい勉強をしていたり、休学して学生の時間を有効に(?)使っている人たちを見てきて、人生色々だなと思いました。

そして極端に言うと、高校卒業後の学生人生って0年(フリーター)、2年(専門、短大)、4年(大学)の選択肢しかないですよね。4年前の私には、その選択肢しかありませんでした。学生="自分と向き合える"と考えると、経済的にも時間的にも余裕が必要です。やはり4年間がほしかった。


時間の価値基準を知ること
これはかなり後になって痛感したことです。一般的に大学の授業料は1コマ(90分)5,000円ですよね。この分の対価を考えられない学生が多いです。「考えられない」というよりは「考え方を知らない」のだと思います。義務教育で教えられないですしね、、

大学の授業料と内容の価値基準は(色々な問題もあるので)置いておいたとして、
・アルバイト
・遊び
・学び

これら全てにおいての時間価値をきちんと見直す癖をつけるべきだなと思いました。
どれくらいの時間を要して、そこにいくらかけられるか、または割いた時間はいくらの価値になるか、この基準を持つことで、アルバイト選びも授業の参加の仕方もぐんと変わると思います(ちなみに私はできていません)


未来の選択肢
あれこれいってきましたが、結局は「選択肢の少なさ」が問題なのだと思います。当たり前に大学へ進学し、そこそこの企業に勤め、ある程度キャリアを重ねて結婚して…
だんだんと働き方が多様化されるなかで、これらの既成概念に対し個人で動いている人たちが批判しているのを見かけますが、18年そこそこしか人生やってないのにそんな言いますか~周りの価値観が植え付けられる心理作用も少なからずあるでしょう~と言いたいです。
今は高校生で起業する人や大学在学中に稼げるようになり中退する人もいます。これからはこういう人たちも当たり前に存在し、大学そのものの価値が問われ、より多くの選択肢が広がると思います。

何が正しいとか間違いとか、他人様の人生にあれこれ言う資格はないですし、遠回りできるのが20代でしょうという考えなので、10代の頃にいかに大人が選択肢を与えられるかが重要なキーとなるのではないかと思いました。

大学の学費を回収できるほどの価値だったか、と言われると今はわからないとしか言えません。しかし、あのとき”4年間”を求めていた自分は間違っていなかったのかなと思います。きちんと基盤を作れた状態で生意気に社会人やりたい。

前回に引き続き、大学生を蔑むような意見に対するnoteでした。へへ。もっとゆるゆる生きたい。


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