面白いと思った心理ゲームをご紹介します。
あなたは、５種類の動物を連れて旅をしていますよ。

＊　＊　＊

本業が心理士なので、心理検査はたくさんします。
が、基本、心理ゲームのたぐいはあまり興味がありません。
たまーにやってみると、出てきた結果に「なんでやねん！」と突っ込むこともしばしば。

けれど、一つだけ記憶に残っている心理ゲームがあります。
出てきた結果に「なるほどね」と、腑に落ちるところがあったからです。
大昔にラジオで聴いたので、出典も定かではないのですが、なかなか面白いので、ぜひ紙を用意してやってみてください。

＊　＊　＊

心理ゲーム：旅人
あなたは旅人です。
あなたは５種類の動物を連れて、楽しく旅をしていました。
猿、牛、羊、トラ、馬　です。

しかし、旅の途中で、お金がなくなり、
どうしても動物を手放さなくてはならなくなりました。
あなたは、どの順に手放しますか？

直感で答えるのですが、簡単でいいので手放す理由もあわせて考えてみてください。
⚠️考えている間は、ここでスクロールを止めてね。

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さて、どのような順番で、あなたは動物を手放しましたか？
この後ネタバレがありますが、動物はあるものの象徴です。
面白いのは、なぜ手放したのか、という理由の方なのです。

では、ネタバレいきまーす。
これは、あなたにとって何が一番大切で、ピンチになった時に何から捨てていくかをみているテスト（らしい）です。

動物が象徴しているものは次のとおりです。
猿：家族
牛：お金
羊：愛情、恋人
トラ：プライド
馬：仕事

ふーんって、感じですかね？
ぜひ、手放した理由もあわせてみてください。

ちなみに当時の自分は、最後まで猿を残し、
理由は「ひとりぼっち寂しい。話し相手が欲しい」でした。
（猿、話さんけどね）
一緒にやった友人は、真っ先に猿を手放し、
理由は「うるさいから」でした。

牛を真っ先に捨てて、
「なんのために必要かわからん」
と言っていた私は、きっと将来野垂れ死だね💦

心理ゲームですから、象徴しているものが本当にそれか、
というのはまあ置いておきます。

ただ、理由を考えてもらうことで、
動物に対するその人のイメージと、
そうイメージするものに対しての自分の態度がわかります。
そこが、この心理ゲームの面白いところです。

例えば、猿ならば、
私にとっては、
話し相手になる生き物であり、
自分にはコミュニケーションは必要不可欠なもの、ということ。
また、友人にとっては、猿は賑やかでうるさい生き物で、
賑やかさは大事ではない、ということになります。
確かに、静寂と独りの時間を大切にする人でした。

当たらぬも八卦の心理ゲームではありますが、
なんでそう答えたのかな〜と、一歩踏み込んで考えることで、
ちょっぴり自分のこころが覗けることもあるかもしれません。

お楽しみいただけたら嬉しいです。