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不適切にもほどがある#1 話し合いましょう〜炙りシメサバ〜

いきなりSNSに不満を投稿したり、雑誌に持ち込んだり、何々審議会に訴えたり、法廷闘争…の前に

話し合いましょ〜♪アブリシメサバ〜
話し合いましょ〜♪huhuhuhu〜

だな、ってつくづく思う1週間だった。
ふざけてはいない、本当にそう思う。
すごいドラマきましたよ。
先週来、このフレーズがずっと頭の中をぐるぐるしています。


不適切な時代はいったいどっち

久々の、クドカン✖️阿部サダヲはかなりパンチが効いていた。
自分、不適切時代に不適切をバチコン受けてきた世代ですから、わかりみが過ぎる。

中学時代放課後のロッテリア
向かいのテーブルで純子ちゃんみたいな高校生のオネーサンが
やたらスカしたカッコでタバコをフカしていた。
面白くてついそのサマを真似してしまったら
”おい、舐めてんじゃねーぞ”
と、オネーサンにどすの利いた低音で睨みきかされたことを思い出しました。
その頃の自分、前髪オンザ(眉毛)のガリ勉メガネだった…。

道端に出れば吸殻が散らばり
コンクリートに吐き出されたガムに靴底が持っていかれる…
そんな時代

そして、テレビでおっぱいが見られた時代
飼い慣らされたようなお利口さん
キヨシの健全な欲求に思わず笑ってしまった。

というか、最大の驚きは、いきなりのミュージカル笑
ディズニープリンセスみたいな透明な歌声で、ハラスメントと会社への諦観について朗々と歌い上げるおねいさん達。
可笑しすぎる。

話し合いましょう
それで済まないなら
拳と拳で

拳と拳は不適切ではあるけれど、
じゃあSNSなんかで不特定多数に向けて、誰かへの不満を言いたい放題晒し放題、どっちが不適切なんだろう…。

社会への不満ならまだしも
個人への不満であるならば
まずは、お互いに顔合わせて話し合ったらいいんじゃない?
それが不調に終わるならば
タイマンだったら拳で解決の方が もしかしたら失う命は少ないかもしれない。
あくまでタイマンね←これこそ不適切だし死語だけど

あの頃が良かったとは決して思わないし
リテラシーが向上してきている現代の方がいいと思うけれど
今の時代
不適切に対する吊し上げ方が 不適切を超えて尋常じゃないとも思う。


磯村勇斗のポテンシャル

そして、一番言いたいのがこれ!
磯村勇斗すげーーっ!

磯村君ってどんなことでもできるね。
というか、正統派アイドル俳優と見せかけて
めちゃくちゃクセのある役やっても、違和感なくこなしちゃうの。
お上手。感心します。
ムチャぶりすればするほど応えてきそうな、無限大のポテンシャルを感じる!

そんな磯村扮する秋津君は一体何者なのか。
二役やっているムッチ先輩、当時18歳だとすると、
秋津君はムッチ先輩の息子なのかな?
もし、純子とムッチ先輩がチョメチョメでニャンニャンでゴールインだとしたら
秋津君は、小川の孫って可能性がありますね。

あ、ちなみに
チョメチョメ(××)は山城新伍さん
ニャンニャンは、ご本人の発言かはわからないけれど高部知子さん
どちらも1980年代はじめに流行った言葉ですね。
どちらも同様の意味。
(そのうち、ABCとかも出てくるのだろうか)

ムッチ先輩の”明菜より井森美幸”発言
確かに、いたわ、そういう男子!と思っておかしかった。

* * *

ところで、キヨシ役の坂元愛登君
どこかで聞いた声だと思ったら、「unknown」で朝田虎松(田中圭)の高校生時代をやった俳優さんなのね!
キヨシ 令和の人なんだろうけど、昭和感が漂う佇まいもクセになる。

1話ラストでキョンキョンのポスターがなくなり
(クドカン、キョンキョン好きねw)
1986年に帰れなくなってしまった猫田…じゃなくて小川。
令和の時代ならではの生きづらさに どうツッコミを入れてくれるのか。
2話以降も楽しみだし、どうオトしてくれるのか
最終話、めちゃくちゃ楽しみになりました。


第4話の感想はこちら

第7話の感想はこちら


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