保護者として参加している、小学校での読み聞かせ活動。
先月と今月はハロウィンのお話を読んでいます。
(この活動のことや、英語絵本の読み方で私が工夫していることについては、過去の投稿で書いています ↓)
おすすめハロウィン絵本:Big Pumpkin by Erica Silverman
アメリカの絵本作家Erica SilvermanによるBig Pumpkinという絵本です。
小学校で英語の読み聞かせをするときは、日本語の言葉を添える必要があり、通常の1.5倍の時間がかかります。
このため、決められた時間内(うちの小学校の場合は10分)におさまるよう、日本語の添えことばをなるべく短くしたり、場合によっては、やむをえず、一部読み上げを省略したりする工夫がどうしても必要です。
この準備をする際の録音を聞きながら、一部、スクリプトとして書き出しました。(いつか音声も投稿したいと考えています)
英語で読み聞かせる際の日本語の添え方の一例として、参考になりましたら幸いです。
Big Pumpkin スクリプト その①
このお話のキーワードは「pull」です。
片手でジェスチャーを加えながら読むことにしています。
このあと、ghost、vampire、mummyが次々とあらわれては、かぼちゃをつるからはずそうと、必死に引っ張ります。
「おおきなかぼちゃ」と「おおきなかぶ」
絵本をご存知なかった方も、既にお気づきかもしれませんが、このお話は『大きなかぶ』のパロディであり、ハロウィンversionになっています。
みんなで力をあわせてかぼちゃをpullする場面:
こちらは、「おおきなかぶ」より:
そっくりですね。
『おおきなかぶ』は小学校1年生の国語の教科書にも載っているため、子どもたちにすっかりお馴染みです。
かぶのお話は、そらんじるほど全員がよく知っているので、この共有知識を大いに活かします。
英語の音やリズムを少しでも感じ取る時間になればと願いながら読んでいます。
Big Pumpkin スクリプト その②
このGhostとのやりとりがVampireとMummyとも、繰り返されます。
小学1年生でも、子どもたちはすぐにパターンを理解して、ついてきてくれるので、2回目、3回目、と進むうちに、日本語の添えことばを少なくして、英語の部分を増やしていきます。
Vampireのせりふは、独特の東欧訛りを意識して読み上げるようにしています。
Sesame StreetのCountのイメージです。
担任の先生によるミニクイズ
前回の1年4組では、同席された担任の先生が、その場でナイスなミニクイズをしてくださいました。
「はい、ちゃんと聞いてたかなー。Pumpkinは何でしょう」
「かぼちゃー!」
「はい、ではレベル2。Mummyは何でしょう」
「ミイラー!」
「はい、では最後。これが一番難しいかな。Ghostは何でしょう」
「おーばーけーー!!!!」
大盛り上がりでした。
お忙しいなか、授業前の保護者の読み聞かせの時間にまで、時間を割いてくださるなんて、本当に頭が下がります。
先生方、いつもありがとうございます。
お読みくださりありがとうございました。