Minnieの超シンプル英語育児

英語育児13年、東京在住、会社員。子どもの英語習得のために親ができること。試行錯誤を経…

Minnieの超シンプル英語育児

英語育児13年、東京在住、会社員。子どもの英語習得のために親ができること。試行錯誤を経た今の考えを綴ります。自身は小学校時代に米国滞在、子どもたちは海外経験・インター無しでLeahは小6で英検1級、Lucasは小5で2級。DWE/ラズキッズ/リトルフォックス/BrainPOP等

最近の記事

ある小学5年生の英検2級体験記

先月S-CBTで受けた英検2級にLucasが合格していたので、最近の様子などをメモしておきたいと思います。 英語育児(おうち英語)育ちのLucasは、スポーツと音楽に夢中。朗らかな性格で、毎日の学校が楽しい。でも「勉強」はあまり好きではなく、体育・音楽・図工のない日は、今ひとつ力が出ない。そんな小学生男子です。 英検2級に向けては、単語・文法・読解は特に対策せず。中学受験塾の宿題にひいひい言いながら、英語は、動画視聴+音読をなんとか継続。英検の過去問でライティングとスピー

    • 公立小学校に通いながら、日英バイリンガルを目指すために、親として意識したこと 前編

      Leahが国際生枠で私立中学に入学して1年が経ちました。 公立小学校での「日本語オンリーの学校生活」から、海外経験者やインター出身者のクラスメイトたちと「英語メインで過ごす学校生活」に変わりました。(中学受験の経緯についてはこちら) 英語育児育ちで「帰国生」「インター生」のどちらにも属さないLeahですが、この環境に溶け込んでいるようです。ストレスを感じることなく、ますます自分らしく過ごせる場を得て、のびのびと学校生活を送っています。 帰国子女として周囲に馴染めず、言葉

      • 生成AIで英検ライティングのサンプル回答を作るには

        ChatGPTやMicrosoft Copilotで、英検のライティング問題の回答作りを試しています。 小学生が英検のライティング(特に2級以上)に取り組むとき、一般的な(高校生向けの)解答例はあまり役に立たないため、生成AIで小学生向けのサンプルが作れないだろうか、と考えたことがきっかけです。 「一般論」を「もっともらしく」「流暢に」 英検のような語学試験のライティングでは、「オリジナリティ」とか「面白さ」は二の次で、与えられたテーマに対して、ごく一般的なことを「もっ

        • この連休中、多くのスキ(+70)とフォロー(+100)をいただきビックリしています。ありがたいことですが、皆さん、何をきっかけに私のnoteを見つけて下さったのでしょう。不思議でなりません。

        ある小学5年生の英検2級体験記

          中学受験シーズンに思う、小学生の英語学習と親としての考え方

          中学受験を考えている家庭でも、英語教育に熱心な家庭ばかりではないと思います。 中学受験の勉強で忙しくなる前に、子どもに経験させておきたいことはいくらでもあります。英語にばかり時間とエネルギーをかける訳にはいきません。(Minnie家もそうでした) しかしながら、巷には、「英語は早ければ早いほどいい」「子どものうちに英語耳・英語脳を」といった情報があふれています。小学生の英検受験者も増えています。 このような状況に、親としてどのように向き合えばよいでしょうか。 小学生(

          中学受験シーズンに思う、小学生の英語学習と親としての考え方

          シンプルに考える子どもの英語習得、まずはこの3ステップ

          前の「おうち英語とは何か」という投稿では概念的なことばかり書きましたので、おうち英語は「思ったより面倒」「実践は難しい」という印象になってしまったかもしれません。 今回は、よりシンプルに考えて、日本の子どもが英語を習得していくための3ステップを検討します。 子どもの英語習得、全体の流れ 子どもの英語の取り組みを無理なく進めていくには、それを導く親があらかじめ流れのイメージを持っておくことが大切です。 ※子ども=乳幼児~小学生を想定 「おうち英語」に限らず、子ども向け

          シンプルに考える子どもの英語習得、まずはこの3ステップ

          KAの魅力を振り返る@国際教育フェア

          10月28日に渋谷で開かれた「国際教育フェア 東京2023」で、帰国子女アカデミー(KA)のチャールズ・カヌーセン先生(Charlie)と広尾学園の植松久恵教頭先生の講演を聴講しました。進行役は、開智日本橋学園の西山哲郎先生でした。 KA(帰国子女アカデミー)には、昨年度までLeahがお世話になりました。KAに子どもを通わせていた一人の保護者として、大変興味深くこの講演を拝聴しました。 先日、講演のアーカイブ動画がイベント主催者(インターナショナルスクールタイムズ)のウェ

          KAの魅力を振り返る@国際教育フェア

          英語絵本で小学校読み聞かせボランティア②ハロウィン編

          保護者として参加している、小学校での読み聞かせ活動。 先月と今月はハロウィンのお話を読んでいます。 (この活動のことや、英語絵本の読み方で私が工夫していることについては、過去の投稿で書いています ↓) おすすめハロウィン絵本:Big Pumpkin by Erica Silverman アメリカの絵本作家Erica SilvermanによるBig Pumpkinという絵本です。 小学校で英語の読み聞かせをするときは、日本語の言葉を添える必要があり、通常の1.5倍の時間

          英語絵本で小学校読み聞かせボランティア②ハロウィン編

          おうち英語とは何か。その本質は?目的はただ一つ。

          Minnieの超シンプル英語育児では、次のように考えています。 世にあふれる、個別具体的な方法論ではないということです。家庭が持っている育児方針・教育方針のうち、英語に関するスタンスとして捉えています。家庭が目指す方向性であり、王道は存在しません。 必ずしも、帰国子女や留学生のように海外に行ったり、国内でインターに通って英語で教育を受けさせたりしなくても、子どもの英語の力を高い水準に導くことは可能です。 おうち英語は、母語を大切にしながら、英語の種まきをして、子どもの成

          おうち英語とは何か。その本質は?目的はただ一つ。

          小学校の英語授業、音の学習にもっと重きを、先生はガイド役

          「コミュニケーション能力」が重視され、英語に「慣れ親しむ」ことが強調される日本の小学校の英語授業。 コミュニケーションを取るには、相手が発する内容を聞き取ることが必要ですが、英語の聞き取りは日本人にとって難しい。英語の音やリズムが、日本語と大きく異なるためです。 小学生にもなれば、母語の基礎は完成しているとされます。母語にはない音に接したとき、母語の音や文字を当てはめようとするのは、まだ小学生であっても自然な反応です。 自分の周りにも、強いカタカナ発音をする小学生が多い

          小学校の英語授業、音の学習にもっと重きを、先生はガイド役

          【自己紹介にかえて】あるキコクシジョの帰国後30年の英語との関わり

          自分の子どもたちと英語の世界を共有したい。 子どもたちと日本語と英語の両方で関わりながら、一緒にさまざまなことに触れ、体験し、学んでいけたら、どんなに楽しいだろう。 そんな想いから、日本にいながら育児に英語を取り入れる、自分なりの「超シンプル英語育児」を実践して12年。 信念を持って取り組みを続けてきた背景には、自分自身の子ども時代の経験と失敗、そして社会人としての長年の英語との関わりが大きく影響しています。 自己紹介にかえて、その経緯を振り返ります。 社会人として

          【自己紹介にかえて】あるキコクシジョの帰国後30年の英語との関わり

          おうち英語 vs 帰国子女 の英語習得、似ている点と互いに得られるヒント

          「おうち英語」の仲間と、英語堪能な「帰国子女」の子どもたち。 それぞれのコミュニティと交流しながら、子どもの英語の成長(主に小学生)について、あれこれと思い巡らしてきました。 似ているところも、互いにヒントになりそうなところもあると感じています。 これらについて、一人の帰国子女(帰国は30年以上前)としての自分の観点も入れながら、書き出してみたいと思います。 背景:帰国子女の世界に入り込んだおうち英語っ子本題の前に、「おうち英語」vs「帰国子女」という視点を持つように

          おうち英語 vs 帰国子女 の英語習得、似ている点と互いに得られるヒント

          英語で中学受験、非帰国生でもハイレベルな英語取り出し授業を受けたい(国際生入試・帰国生入試)

          帰国生の受入れに積極的な私立中学には、「取り出し授業」という形でハイレベルで充実した英語クラス(Returnee English Program)が用意されている場合が多く、高い英語力を持つ小学生にとても魅力的に映ります。 ひとくちに「取り出し授業」といっても、英語「経験者」向けの高度なEFL授業(外国語として学ぶ英語)から、英語圏現地校の「国語」授業さながらの文学作品などを学ぶ授業(ネイティブレベルの英語)まで、その内容は多岐にわたります。 この記事では、私立中学でハイ

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          ある小学6年生の英検1級体験記

          この秋、小6のLeahは英検1級に合格しました。 英語育児を始めた10年前には想像もしなかったことです。 先日は弟Lucasの体験記 ↓ を書きましたので、姉Leahについても書き残しておこうと思います。 英検1級を受けるまでLeahは都内の公立小学校の6年生。赤ちゃんのときから、家で母Minnieの導きのもと、細く長く英語にふれてきました。 今から3年近く前、小学3年生の冬に、英検準1級に合格。ライティングで本人にとって書きやすいテーマにあたり、そのパートで満点をもら

          ある小学6年生の英検1級体験記

          おうち英語、子どもの動機はどこから?8歳と5歳のころ

          英語育児をしていると、母と子の関わりをあらわすなぁと感じる瞬間がたびたびあります。Minnie家のエピソードとして2つ挙げます。 ママに見せたい 今から4年近く前、Leahが8歳のときに、英検を受けたときのこと。 Leahは低学年のころ、英語のアフタースクールに通い、そのスクールが英検の準会場となっていました。小1のときに英検5級から1つずつ順番に受けて、小3で英検2級を受けたときのことです。 いつもの通り、試験の翌週にスクールの先生から問題冊子が返され、家に持ち帰りま

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          ある小学4年生の英検準2級体験記 & 英検を受けさせる親の心境

          昨日、2次試験の結果が出て合格していたので、忘備的に振り返ってみます。 英語育児(おうち英語)をされてきた子どもが、英検準2級をどんなふうに受けたのか、という1つの体験談です。 Lucasは、試験勉強らしきことはやっていません。試験対策の情報を求める方には、全くお役に立てない内容であることを、先にお断りしておきます :) 別の記事で、姉Leahの英検1級の体験記もあります。ご興味あればあわせてご覧ください。 小学生の英検受験、親の心境は小学生の英検受験にはドラマがつき

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