仕事を受注したいライターさんのためのTwitterプロフィールの書き方

9月にnote書く宣言をして、はやいものですでに月末。このままだと有言不実行になってしまうので、とにかく書きたいことを書いていきます。

今回のテーマは「仕事を受注したいライターさんのためのTwitterプロフィールの書き方」。編集プロダクションやオウンドメディアなどの編集者は、Twitterでライターさんを探すことがあります。

僕自身、最近よくTwitterでライターさんを探しています。その中で感じるのが、編集者に見つかりやすい or 仕事をお願いしやすいプロフィールの書き方ができているライターさんって、実は少ないということ(特に地方)。

これは仕事を探しているライターさんにとっても、仕事をお願いしたい編集者にとっても良くないことだと思うので、僭越ながら本記事では「編集者が見つけやすいTwitterプロフィール」を考察してみることにします。

なぜ編集者は、Twitterでライターさんを探すのか?

編集者がTwitterでライターさんを探す理由は、「高度な検索」「リアルタイム」「ネットワーク」を兼ね備えているからだと思います。

そもそもTwitterは人を探すのに、とても最適化されたツールです。たとえば、教育系に強いライターさんを探したいと思ったら、「教育 ライター」と検索をかけてみる。すると、教育分野のライターさんがわんさか出てきます。この高い検索性は非常に便利です。

そして、Twitterは140字の制限がかかっているため、ブログやポートフォリオサイトに比べ、更新頻度が高くなる傾向があります。すると、その人がいま活動しているかがわかりやすいし、ふだんどんなことをつぶやいているのかを知ることもできます。

加えて、フォロー・フォロワー欄を見れば、その人がどんな人(アカウント)とつながっているのかも把握できる。信用できる人とつながりがあれば、その人の信用性もある程度は担保されます(もちろん例外あり)。DMを開放している人だったら、連絡も取りやすいです。

このようにTwitterは「高度な検索」「リアルタイム」「ネットワーク」を兼ね備えていて、人を見つけやすく、どんな状態・人柄(興味関心を持っている)かわかりやすく、連絡もとりやすいのです。

どんなときに編集者は、Twitterでライターさんを探すのか?

これらのTwitterの特性はどんなときに生かされるか。それはたぶん、高い専門性や遠方での取材が必要なときか、お得意のライターさんが多忙なときが大半です

特に、いろんなオウンドメディアのコンテンツ制作に携わる編集プロダクションでは、専門分野外や近隣エリア外での案件が多く舞い込んできます。

すでにつながりのあるライターさんに、それらの案件を依頼できるなら問題ないのですが、すべての分野やエリアをカバーしきるのは難しいもの。

また、いつも依頼している「お得意のライターさん」は、ほかのメディアでも引っ張りだこだったりします。納期など条件が合わない案件だと、引き受けNGもしばしば。

そんなときに編集者はTwitterで、これまで依頼したことがないライターさんを探すことになります。「専門分野 ライター」「エリア ライター」といったキーワードで。

見つかりやすいTwitterプロフィールの共通点

と、ここまで長くなりましたが、いよいよTwitterプロフィールの話です。編集者に見つかりやすい≒検索にかかりやすいTwitterプロフィール文には、大体以下のような項目を記載されていました。

▼専門(得意)分野

医療、教育、ファッション、お金(経理・税務)、暮らし、働き方など専門分野に関するキーワード。これがプロフィールのどこかに含まれていると、検索に引っかかりやすいですし、その分野の企画があった際に思い出して、優先的にお願いしやすくなります。一番良いのはアカウント名に「@●●ライター」と付けておくことかなと思います。

▼エリア

遠方エリアでの取材案件があった場合は、時間や交通費との兼ね合いからそのエリアに住んでいるライターさんに依頼することが多いです。

また、あるエリアに関連したコラム、エッセイなどをお願いすることもあるので、現在地のほか出身地、ゆかりのあるエリアの名前も書いておくとなお良いです。

ざっと見た感じ、プロフィールの「場所」入力欄にエリアを記載してても、検索には引っかかりにくいようなので、プロフィール文(自己紹介欄)に記載したほうが良さそうです。

▼できること

もし余裕があれば、できることを記載しておくのが吉です。インタビューやレポートはもちろん、アポ取りや撮影、簡単な図・イラスト作成、顔出しなどもできる(経験がある)か。

▼実績(ポートフォリオ)

これとても大切なのですが、意外とお仕事実績をまとめていない人が多いです。ポートフォリオがあっても、かなり前の記事ばかりで(更新が止まっていて)、「この人いまライターしているの?」と思うようなケースも多々あります。

初めてお願いする面識のないライターさんだと、信用性を図る上で実績は欠かせません。書いた記事をツイートしているかもしれませんが、タイムラインを深くさかのぼることはまれです。

仕事をお願いしたいライターさんのTwitter運用

もう少し踏み込んでみて、仕事をお願いしてみたいと思えるライターさんのTwitterがどのように運用されているかも考えてみます。

▼書いた記事を積極的にツイート・リツイートしている

ほとんどのライターさんは記事のツイートまではされていますが、URL検索してリツイートするライターさんは割と多くはない印象。どうせなら積極的に宣伝してくれるライターさんお願いしたいものです。

ちなみに、いつもお願いしているあるライターさんはツイート・リツイートはもちろん、記事で取材した識者がテレビに出るタイミングに合わせてツイートしていて、本当にすごいなぁと。

▼エンゲージメントが高い(≒フォロワー数が多い)

なんだかんだ高い拡散力を持っている人には、お仕事依頼したくなります。ただ、拡散力があるからお願いするというよりは、キャラ的にこの企画のカラーに合っていそう、この人だったら面白くなりそう、といった気持ちから依頼することが多い気がします。

▼定期的にブログも書いている

商業メディアで書いた記事には編集が入ります。そのため、特に実績に不安のあるライターさんだと、ほとんど編集されている可能性も考えてしまいます。

編集が入っていないブログ記事がいくつかあると、良くも悪くもポートフォリオとして見れます。執筆の練習や実験にもなるので、駆け出しの人は特におすすめです。僕自身、駆け出しの頃はブログの記事がきっかけでお仕事いただいたことがあります。

まとめ

以上、「編集者に見つかりやすいTwitterプロフィール」についての考察でした(本当に僭越ながら……)。

勉強不足でTwitterの検索アルゴリズムがどうなっているのかわからない(というか、案外ハックされていない分野かも?)のですが、専門分野で上位に表示されているアカウントは、日頃からその分野についてツイートしていたり、その分野に親しいフォロワーが多かったりする印象があります。

そういう風に運用していると結果的に「この分野ならこの人」と連想しやすくもなるので、いろんなところからお仕事受注しやすいんじゃないかなぁと。

ちなみに僕はいま、教育系に強いライターさんを絶賛募集中です。もし、教育の知識がある、教育系で書いてみたい、といったライターさんがいらっしゃればぜひTwitterのDMなどでお声がけください!

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