夕方になり

窓に明かりがともり始めるころ

レトロな明かりが遠めに見えて

冷えた体が、ふらふらとそのあたたかい明りの方に

引き寄せられていく

京都は喫茶店文化だが

まさに、古い時代の喫茶店の様相である

店内に入ると

店主ご夫婦が、あたたかく迎え入れてくれた

バタバタと仕事をこなすクセがある私には

このような、落ち着いた空間で時間を過ごすことは

とても大事なリセットタイムになるのである


ブラウンの家具で統一された店内


ところどころに置かれた植物たち

すっぽりと手のひらに収まる丸いフォルムのカップに

あたたかいコーヒーと、店主の笑顔

大人の癒し空間である

ここは一人でゆっくりと過ごしたい時に利用する

または、あえて気心知れた友人と

コーヒーを間に挟んで

静かに時間を過ごすのにも良いと思う

いつも会話が弾む間柄だからこそ

時にはノンバーバルに過ごす時間を持つと


なんだ深いところでつながっているような

ツーカーの中であるかのような感覚になる

家に帰る前に

少し寄り道して帰ろう

「珈ノ介コーヒ」
〒602-8132 京都府京都市上京区講堂町223番地
12時30分～21時00分（月火定休日）

※営業時間・定休日などは直接ご確認ください。