読書は格闘技
こんにちは。みのりminolyです。
今回は、瀧本哲史氏の「読書は格闘技」を読んだ感想を書きたいと思います。
読書は格闘技である
「読書は格闘技」というコンセプトのもと、相対する主張を掲げる本を取り挙げて、その戦いに読者も参戦するような形式になっていました。
複数の主張がぶつかり合うため、1対1の格闘技というよりは、乱闘になってしまうような気もしながら、本書を聴き進めました。
瀧本氏が考える「読書は格闘技」という表現には、少し違和感がありつつも、その考え方には共感できました。
本を単なる情報の受け入れ手段とみなすのではなく、
自分の考えと本の中での主張を戦わせることで、
新たな理解や知識が生まれる可能性があるように思います。
受ける、打ち返す
瀧本氏が読書を通して、相手の主張を「受け」、そして自分の考えを「打ち返す」ということを述べていました。
私は、読書をするときに、「受けるだけ」や「打ち返すだけ」の人とがいるように感じています。
「受けるだけ」の人は、著者の意見を全面的に受け入れ、その内容が自分に合っているかどうかは別の問題となりがちです。
一方、「打ち返すだけ」の人は、著者の意見を否定し、自分の主張を優位に置く傾向があるように感じます。
私は、この本を読み進めながら、「受けて」「打ち返す」ことの重要性を感じました。
瀧本氏は、打ち返すのがお上手なように感じますが、
私のような未熟な読者の場合には、まずは「受ける」ことが大切です。
ただし、「受ける」だけでは、自分のものとして理解が深まりにくいと感じます。
そのため、「打ち返す」というプロセスも大切なのではないかと思います。
読書の感想戦
将棋や囲碁では、対局後に、もう一度、話しながら並べなおしているのは知っていましたが、
それを「感想戦」というそうです。
瀧本氏は、読書にも感想戦が必要だと述べていました。
読書を通じて「受けて」「打ち返して」を繰り返したとしても、
後から全体を俯瞰してみると、「やっぱりこうだよね」という洞察が得られることはあります。
このような意味で、すべて読み終わった後に、一人感想戦をすることは大切なのかもしれません。
私にとっては最近、このように読書後にnoteに文章を書く作業が、感想戦の一環となっているような気がします。
このプロセスを通じて、読書から得た印象や理解を整理し、より進化させることができているように感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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