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靴職人の教え。身軽に生きるには、まず自分を知ること

私の夢の一つは「3拠点居住」。

旦那さんや大好きな友だちがいる関東と、私を育ててくれた富山、そして全く違う世界を見せてくれる海外。

気が向くまま、心の向くまま。旅するように暮らし働きたいという夢は大学時代から持っていたと思う。

周りに「はぁ?」と言われながらもこんな風に言えるようになったのは最近。でも、心の中ではずっと、三拠点居住がしたいから、自分自身はできるだけ身軽に生きていきたい、そう思っていた。

今回は、身軽に生きるためには、「自分のことを知る」ということが大切。そんなことについて、ある人から、考える機会をもらったので、言葉にしてみようと思う。

いい場所に行くには、いい靴を

私が持つ所有物の中でも、私は「靴」がとっても重要なアイテムだと大切だと思っている。なぜなら、中学のときに漫画『花より男子』で出会ったイタリアのことわざが、ずっと頭に残っていたから。

良い靴を履きなさい。
良い靴は履き主を良い場所へ連れていってくれる。
                     〜 イタリアのことわざ 〜

そう思いながらも、私はまだそのいい靴に出会えたことがない。

記憶もないぐらい小さい頃に足を手術したこともあり、私の親指は平均的な足の形をしていない。だからこそ、一般的な靴のサイズは履けるんだけど、なかなかフィトせず靴ずれを繰り返していた。そんな年月も、20年以上経ってくると、靴は痛いものだというスタンダードを築き上げ、良い靴との出会いは諦めて生きてきた気がする。

そんなときに、知人の紹介でシューフィッターという職業の方に出会い、良い靴に出会うには、まず自分自身のことをよく理解することが大切だ。そんなことを教えてもうことが出来た

シューフィッターとは?

女性がいいボディーラインを維持したい場合は、自分の体にあった下着をつけるのが当たり前のように。いい姿勢や、足のラインを維持するためには、自分の足にあった靴をみにつけなくてはいけない。

そんな事実と信念を伝えようと、しっかりとした知識を持って採寸やアドバイスをしてくれるのがシューフィッターという方々。

私は、店頭でどの靴がいいか迷うことや、買ったあとに後悔することが多い。そして、合わない靴を買い続けては捨てるという行為を繰り返していたので、身軽に生きることも出来ない。

今回出会えたのもなにかの縁だと思い、プロの元へ駆け込んだ。

そのお相手は、株式会社シンデレラ代表の松本さん!

靴の業界で13年以上の経歴がありデザイン・製図・縫製・営業・販売までを経験し、その後独立!「世の中から痛い靴を消し去る」ということをミッションに、何万人モノ女性の足のコンサルティングをしてきたプロ中のプロ!

自分に合わない靴を選び続けたのはなぜか

2時間以上のコンサルティングの中で、100項目?以上の採寸や計測をしてもらった。コンシェルジュならではの職人道具の多さに私はとっても驚き興奮した。

職人道具1:こちらは、足の周辺を図る器具

職人道具2:指や足の甲の高さを図る器具

職人道具:足の模型(人差し指が出張中)


2時間かけてみっちり測定してもらう中で、私は靴について、松本さんに色々なことを聞いた。私がその中で一番記憶に残ったのはこの言葉。

大量生産している可愛い靴は、あなたに合うから作られているのではなく、
あなたに可愛いと思ってもらうために作られている事がほとんどです。

それが本当にあなたの足のサイズに合うかどうかは、お店の人は教えてくれない。

結果、なんとなくのサイズで買って痛い思いをしている人は、全体の9割

かわいいは我慢と言われる所以ですね。

企業が成長し続けるために、多くの靴を作り、たくさんのCMを打つ。そうして『良い靴をはくとその靴が良い場所に連れて行ってくれる』と信じているアラサー世代は、良い靴を求め買いに来る。


しかし、その結果、私のように合わない靴を買い、捨てていくのであればとっても悲しい循環だと思う。

(以下、測定レポート)


身軽に生きるためには、自分を知ることから


私が何度も似たような靴を買っては、痛い思いをしてゴミを増やしていた。身軽に生きたいと思っても靴箱はいっぱいだった。その原因は、自分自身の足の形を一度もちゃんと理解したことがなかったから。

身軽に生きていきたいとは思うけど、全て捨てたいわけではない。

理想を言えば、自分との間に「物語」があるモノがあればいいと思う。一生付き合っていける、お手入れすればずっと元気でいてくれる、なくなったら際しいと思えるものだけをそばに置いて生きていけるといいなと思う。

私は、そんな靴を今まで見つけることは出来なかったけど、今回みたいにプロに相談することで、自分自身を知り、どこに合えば出会えるのかがわかるようになるんだなというのは目からウロコだった。

今回は靴だったけど、人生において一生大事にしたいものとの出会いは、偶然なのか必然なのかはコントロール出来ないけど、それに出会ったときに「コレだ!」と判断できるよう、自分自身が何を求めているかを知っていることが大切なんだと思った。

王子様はこないから!

自分にピッタリの靴のことをシンデレラシューズと呼ぶらしいが、今回松本さんに色々相談しながら思ったことは、『待っていても、(王子様は)持ってきてくれない』(正確には来てくれなかった/出会えなかった)ということ。

知恵と時間と思いを持って、自分にあったものは、自分で探しに行く、時にはプロに頼ってみる。そんな時間を楽しむことが現在のシンデレラストーリーだと思った。

<最後にご紹介>

今回、私がお願いしたコンシェルジュサービスをクラファンで実施中のようです。一生続く靴がある人生。その時間が1%でも良くなるともっと軽やかに生きられるかもしれません。ぜひ、松本さんとの時間トライしてみてください。おすすめです!

では、今日もステキな一日を!


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