これからの時代は圧倒的に”個人”が有利。大手企業人に知ってほしい生物学な根拠

『うちの会社は副業禁止で、何かしたいんですけど・・・』
『個の時代と言われても、これからどうしたらいいんでしょうか?』
『私でも、シェアで何かすることができるんでしょうか?』

これは、私が毎日お会いするいろいろな方から受け取る相談の言葉だ。2016年頃から副業のトレンドは始まっているけど、2019年のトヨタの「終身雇用は守れない」発言から、ようやく多くの大企業の方も「明日は我が身」「会社も方針転換するかもしれない」そんな予兆を感じるようになったのだと思う。

個人で生きる、名無し美容室が急増

その流れで世の中のトレンドを一つ上げるとすると、最近『名無し美容員』が急増しているという。

今日では『どこで切るか?』ではなく『誰に切ってもらうか?』が重要。個人の口コミやフォロワー数、人気で『その人を評価』する時代。個人で実績をためた美容師さんほど、固定のお店を持たずに、”シェア”美容室で、自分を指名してくれるお客さんに対して、好きな時間にサービスを提供しているという。

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低コストで始められるゴーストレストラン

1年で3割が廃業すると言われる飲食業界にも”個人”の波は来ている。最近、飲食業界に新たな可能性をもたらしてくれるといわれるゴーストレストラン。複数の飲食店が共同でシェアキッチンに入居。

お客さんはお店に来ず、基本的にはすべてデリバリーで対応する専門店。「Uber Eats」や「出前館」などを活用しながら、シェフは料理だけを作ればいいという流れになっている。個人で開業する飲食店の場合、小規模店でも1000万円以上かかると言われる中で、ゴーストレストランはかなりの低コストで事業をスタートでき、廃業リスクもぐんと下がる。


個人で稼ぐ時代、時代の変化をどう語るか

このような個人が挑戦しやすくなっている社会の流れを、ZOZO田端さんは”生物学”の理論を用いて話していたので驚いた。

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(写真:OYO 1周年のイベントの様子)

生物の変化を語る『ベルクマンの法則』とは?

恒温動物は、寒冷な地域に生息するほど大型化する。

例えば、北極に生息するクマ。生きていくために必要な熱を守るため、そこに生息するクマは北に行けば行くほど”大型”になる。一方で、熱帯に行けば行くほど”小型”になるというもの。

取引費用が高い時代は、大手企業が有利だった


生物界では、北極に生息するクマは、生きていくために必要な熱量を守るために大型化する。

これを、産業界に当てはめると、
人はビジネスをする際の必要な熱量(取引費用)を守るために大型化せざるえなかったと言える。


【過去】
取引費用が高い = 大企業が有利
【現在】
取引費用が安い = 個人や中・小組織が有利


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取引費用が安い時代は、個人が有利

ITツールやスマホが当たり前にないわずか10年前をみてみると。当時は不動産も決済サービスも自身で用意する必要があり、自分で事業を始める取引コストもとても高かった。

しかし、今は、スマホの普及率も97%を超え、多くの人が指先ひとつ動かせば、あらゆる情報が手に入る時代。スマホ1台あれば、決済サービスも、個人間認証も、オンラインショップも立ち上げられるようになってきた。

私達は、これからIT/スマホがない時代に戻ることはしないだろう。

生物界ではここの動物たちが、気候変動に合わせて生きる場所や働き方、そして見た目さえも変えてきたように。

私達、人間も、気候変動以上にスピーディーに起こり得るITの変化にあわせて、生きる場所や生き方、最後は見た目さえも変えていくかもしれない。

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時代の変化に合わせて変化してくのは、決して人間だけではない。
生物界では当たり前のことなんだ。

「個の時代」はゆっくりと、ひとりひとりの生活を変えていく。それが行き渡るのには時間がかかるけど、この流れは、前に進むしかないんだなと思った夜でした。

そんな話を聞けるステキな場「OYO LIFE1大感謝祭」に呼んでくれた元ランサーズ時代の同期海老沢さん、OYOの山口さん、北口さん、ありがとうございました。


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https://landings.oyolife.co.jp/thanksgiving2019/forbiz

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#OYO #OYOLIFE #シェアリングエコノミー #個人 #田端さん

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