ミノパグ

街歩きを中心に、徒然、ノートしてきます

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最近の記事

ふらっと 日本橋

日本橋高島屋4階資料館で、企画展 「建築家・坂倉準三と高島屋の戦後復興ー「輝く都市」をめざしてー」が開催されていて、ふらり日本橋 実は、日本橋に来るには初めてで、東野圭吾の小説で、阿部寛が主演で映画・ドラマ化された「新参者」「麒麟の翼」のイメージが強く、5街道の起点としての古き良き下町風情の印象が強い。 そういった気持ちを抱きつつ、地下鉄銀座線日本橋駅を降りて、地下コンコースで高島屋へ。高島屋の印象は、愛知県出身のせいか、名古屋駅の高層のツインタワーで、高級品を取り揃えて

    • 光の魔術師 フェルメール

      幼少の頃、絵の具を混ぜるとどうなるかの理解できていなかった私が建築を専攻して、パースを作成の授業で、色の重ね合わせができなく、友人に教えてもらうも、感覚的なところが理解できずじまいで、修了した。 社会人になって、一念発起して色彩検定、カラーコーディネーターの勉強をしていくと、色と光の世界に面白さにはまってしまった。 減法混合の色の三原色、加法混合の光の三原色。これに、イッテンの色相調和論(バウハウスの世界になってしまうが)を斜め読みすると、感覚ではなく、理論的に置き換える

      • レジェンド 丹下健三

        文化庁国立近現代建築資料館で開催されている「丹下健三1938-1970 戦前からオリンピック,万博まで」を見るために、湯島散策 丹下健三代表作のお出迎え広島平和記念資料館 キャプションをみると、彫刻をイサム・ノグチに依頼したかったが、当時の反米のあおりで、それがかなわなかったことを後悔していた。 そういえば、東京都美術館のイサム・ノグチ展に行き損ねてしまった。残念 国立代々木競技場 構成として丹下健三の建築の世界観を5つのテーマにそって、第二次世界大戦から日本が立ち

        • 炎の画家ゴッホ

          9月18日から東京都美術館にて、「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」が間もなく開催 この展示会では、ヘレーネが初代館長を務めたクレラーミュラー美術館のコレクションから、選りすぐりのファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示予定 特に今回は、糸杉を中心に、うねるような筆触で描かれたサン・レミ時代の傑作 夜のプロヴァンスの田舎道 が、16年ぶりに日本で見られる ゴッホといえば、アムステルダム市内にあるゴッホ美術館がすぐに頭に浮かぶ。 かなり多くの

        ふらっと 日本橋

          ふらっと、神代植物公園

          天候は今ひとつだか、初秋(残暑)を感じたいと思い、神代植物公園をふらり。 正面玄関近くに、この季節のみどころパンフレットがあり、そこにあたりをつけながら、散策開始 池に浮かぶ巨大なオオオニバス スイレン科オオオニバス属に属する水生植物の1種で、なんと、成長すると2mにもなり、人も乗れる、すごい。 芝生広場にそびえるパンパスグラスイネ科コルタデリア属の植物。南米アルゼンチン、ブラジル南部が原産。あいにくの天気だかが、青空なら映えるだろうなー。 秋の七草の代名詞 ハギ神代

          ふらっと、神代植物公園

          世界最高峰 ハーバード

          long wood 一体に広がるハーバードメディカル関連施設群 やはり、歴史と威厳のあるハーバードメディカルスクールの外観の重厚さに圧巻。あと、コートヤードにひろがる芝生の空間は、本当に贅沢な空間。 残念なのは、GORDON HALL が外壁補修で足場がかかり、内部はレセプションのため、入館できなかった。さぞかし、綺麗なんだろう。 あとは、ブリガム側のラボ見学をした時、ボストン市内が眺められ、独立記念日の時、チャールズ川からあがる花火が見られる、そんな場所にラボがある

          世界最高峰 ハーバード

          隈ワールドから感じること

          世の中に隈建築が溢れている。 その建築群を見ていくと、以前、東京ステーションギャラリーで、素材への思いの展示会にで素材を大切にすることを改めて思い出しつつ、新しい公共性の5原則をみていて、アフターコロナを考える上で、 「やわらかさ」「時間の積み重ね」が大切な要素であることを感じた。 ①孔  様々な事を隠し、守る働き。コロナ後は孔によって守られる時代 孔が何と何をつなぐためか。(中庭、アトリウム) ②粒子  粒子を通じて、空間と生物はつながる,粒子を通じて、空間と生物

          隈ワールドから感じること

          北欧から感じる建築観

          府中美術館で開催されたフィンランド展の回顧 2017年は、フィンランド独立100年で、北欧家具・アートの始まりから現在までの流れがわかる内容。 建築からは、アルヴァ・アルトの住宅のイメージしかないが、2010年からは、北欧家具、雑貨を中心に人気があり、そのルーツを知ることができた。 エントランスに置かれているエールのボールチェア、アールトのアームチェアに座っていると、時間の流れがゆっくりと感じる。 また、ドーベ・ヤンセンのムーミンコレクションを見ていると、幼き頃を思い出

          北欧から感じる建築観

          日本におけるフランクロイド・ライトの偉業

          ライト作品群が世界遺産登録を受け、日本のライト作品「自由学園明日館」にて、登録されたライト作品の紹介講演の回顧 ライト作品は、建物に、幾何学性を多く取り入れ、アールデコ様式で、構造美好みの私にとって、ライト作品は、まさに、近代建築五原則の源流。 登録された8作品は、プレーリーハウス、ユーソニアンハウスなどの代表的な作風から、水平、垂直の美しさ、また、建築の構成材の窓、床、照明等に幾何学的要素が取り入れられ、カラーデザインは、YR系統(アースカラー)を中心にトーンオントーン

          日本におけるフランクロイド・ライトの偉業

          アメリカンポップアート バスキア

          六本木森アーツギャラリーで開催されていた「バスキア展」の回顧 ギャラリーに入るとすぐに目にはいってくるのは、「untitled」 鮮明な青に王冠を拝したガイコツのモチーフ。彼の作品を見ると、一見「落書き」のようなモチーフながら、原色に近い色彩の大胆な色使い、また、世界中の工業化が進捗している経済社会を色濃く写し出しているメッセージが力強い。 印象的だったことは、アンディ・ウォーホールが亡くなると、精神的に病んでいく様は、ゴッホの晩年に重なる。 1980年代、工業化社会が

          アメリカンポップアート バスキア

          旧朝香宮邸の内装 ジャパニーズレトロモダン

          アート系教科書で紹介されている日本のアールデコの代表選手の朝香宮邸を一度見たいという気持ちがあり、「1933の室内装飾」と銘打たれていて、学芸員による「壁紙」紹介のギャラリーを聞きがてらのナイトミュージアムの回顧 この建物自体、大規模な庭園に囲まれて、まさに、この建物のフランス内装デザイナー アンリ・ラパンが考えるコンセプト通り「森の中の邸宅」 ベースは、RCながら、木下地で壁紙が幾重にも張られ、室内自体、重厚感がある。 正客室には、森をイメージする緑と水をイメージする

          旧朝香宮邸の内装 ジャパニーズレトロモダン

          凄い椅子 Yチェア

          ちょっと前に書いた記事をリバイス 仕事帰りに東大弥生講堂にて、デンマーク家具・カールハンセンの「Yチェア」のペーパーコードの張り替え(元カールハンセンの木工職人、坂元茂さん)の実演のセミナーに参加。 Yチェア(オーク)は、ハンス・J・ウェグナーの不朽の作品(1960年代)で、座席のアールのフォルム、また、座面をペーパーコード(針葉樹を素材として紙3枚をよって織り込んだ素材)を三層構造で織り込んだハンドメイドのチェア。 ペーパーコードは、デンマーク、日本、台湾とあるようだ

          凄い椅子 Yチェア

          ふらっと代官山

          なにか面白いことを探そうとおもっていた時に目にしたのが、日本の中の海外。 そう大使館めぐり都内には、多くの在日大使館があり、イベントにあわせて開放する機会もある。 そう思い、今回は、オリパラにあわせて、デンマーク大使館がデンマークパビリオンと名うってイベント開催。 仕事を切り上げ、デンマーク大使館に足を踏み入れると、平日は5時でクローズなんですよ、と大使館の方から声をかけられ、 かなり、ショック 仕方ないと考えなおし、実は代官山は、初めてきたところで、11月にイベン

          ふらっと代官山

          【ナイトサマーミュージアム鑑賞】 和の光

          目黒雅叙園の百段階段(東京都指定有形文化財、昭和10年)で開催されている、和のひかり(ニッポンのあかり 未来のあかり)に立ち寄り 99段の階段を登りながら、未来への願いが込められた幻想的なあかりをテーマに、優雅な天描画、欄間画に感銘しながら、盛夏の中のひとときを、清涼を感じ、時の流れがゆったりと進む日本らしい優しいアート空間に包まれる。 十畝の間 森のあかり  おりがみ 漁礁の間 かぐや姫の記憶  彩色木彫板で語る七夕  竹取物語 日本最古のSF 草丘の間 風のあかり

          【ナイトサマーミュージアム鑑賞】 和の光