鈴木 美乃里

教育・政策・貧困・障害/LITALICO(児童発達支援・放課後等デイ→研究所→就労移行…

鈴木 美乃里

教育・政策・貧困・障害/LITALICO(児童発達支援・放課後等デイ→研究所→就労移行支援)/好きな食べ物は梅干し、苦手なものは火の通ってないネギ。1994年生まれ。

最近の記事

2人とも、名字を変えずに結婚しました。〜後半〜

前半のnoteでは、結婚を決めてから事実婚契約書を締結するまでに私が「経験したこと」を書いた。これから事実婚を考えている方で「どんなことが起きるんだろう」と気になる方はこちらも併せてどうぞ。 結婚を決めてから事実婚契約書の締結までに、私が感じた悲しみや苦しみ。 私の気持ちの背景に何があったのか、分析してみた結果を書いてみる。 1.結婚を決めた時の、名字についての周りの反応職場での反応 パートナーは同僚のため、結婚を決めてすぐ2人で職場に報告をした。みなさん祝福してくださ

    • 2人とも、名字を変えずに結婚しました。〜前半〜

      本当は「ようやく喉元過ぎた」という感覚で、このまま幸せな気持ちの中だけで静かに暮らしていたい気持ちもあって、この文章を書くかどうか迷った。 でも、私自身が苦しかった時、だれかが書いてくれたいくつもの文章に救われたから、次の誰かのためにも、自分自身の記録としても、頑張って書いてみることにした。 * 書いてみたら長くなったから記事を2つに分けることにした。 私が「経験したこと」に興味がある方は前半を、私が経験したことからの「考察」や「起こしたアクション」に興味がある方は後

      • お金って何なんだ?なんでお金が気になるんだ?

        “私” は一年くらい前から、『生き方』とか『働き方』についてずっと考えてる。 なんで働くんだろうとか、生きるってなんだろうとか。 考えてると、やっぱりお金の問題にぶち当たる。 お金って何なんだ?なんで私はお金が気になるんだ? ちょうど一年前くらいに、同い年の美容師さんと話した。 私がやってる仕事とは全然違うことをしている人に、お金についてどう考えてるか聞きたかったから。 その時に書いた原稿を公開するタイミングを逃しちゃっていまの今まで来てたんだけど、一年経ってまた会う

        • 毎日の8時間、全部会社で使う?

          “私” はここ数ヶ月、『生き方』とか『働き方』についてモヤモヤ考えている。 一人で考えてると「なんで働くんだろー。いやもう働きたくないなあ。」っていう気持ちが生まれてきた。 反抗してても仕方ない。  私と同じ年に就職した男の子と話した。お互い新卒2年目。 彼は、コンサルや広告に就職する友人も周りに多い中、色々迷って自分がやりたいことを優先して会社を選んだ。でもやっぱり葛藤あるよね、って前からちょこちょこ話していて。 *** 働く側の多様性って、全然ない 鈴木「なんか、

        2人とも、名字を変えずに結婚しました。〜後半〜

          映画『生きてるだけで、愛。』を、私は絶対に忘れない

          自分ってなんなんだと半ば投げやりに考えていた私に、じんわり染み込んできた。 映画『生きてるだけで、愛。』公式サイト 関根光才監督が本谷有希子さんの同名小説を映画化した作品。主人公の寧子と3年間同棲する津奈木は、今回の映画化で、監督自らキャラクターを深堀りして脚本に書かれたそう。 寧子は、躁鬱に苦しみながら「愛することにも愛されることにも不器用で関係が成就する前に自ら壊してしまうような女」(公式サイト イントロダクションより)。そして津奈木は、「他人と距離を保つことで傷つ

          映画『生きてるだけで、愛。』を、私は絶対に忘れない

          社会人2年目は年中さん

          年度末まで半年切ったかぁと思って、就職してからのことを振り返ってた。大学を卒業して1年半。これまでと違う、もっと『大きな社会』に出て1年半。ふと、過去に似たような状況あったかな、と考えてみたら見つけた。『幼稚園に通うようになった時』。 小学校、中学校、高校…と環境の変化を経験してきて、私はその変化に慣れるまで周りの子より時間がかかるのかも、と最近思うようになった。 『幼稚園に通うようになった時』は、年中の後半くらいからの記憶がうっすら残ってる。幼稚園は年長になるまで見事に

          社会人2年目は年中さん