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ふと立ち止まる場所として農業があってもいいと思う


うちは就農2年目のトマト農家。

1年目から、想像以上の人手不足に見舞われ、死にものぐるいでスタッフ募集をしていたのだけれど、2年目になってなんとかやっと落ち着いた。

過疎化ってほんとにやばい。どこも本気で人手不足。地元の人は老若男女引っ張りだこで、全然集まらない。

結局、集まったのは、1~2時間かけて、都市部から通ってくれる人(しかも週3~5日以上の頻度で)。そういう人が基本メンバーになった。

そこでよくわかったことは、
・未経験かどうかより、目的の合う人と出会うのが重要
・ふらっと来たような人がとても頑張ってくれる
・コミュニケーション力より、人柄がめちゃくちゃ重要
・てゆうか農家にはふらっと来れるような場所があまりに少なくて、参入障壁が高すぎる

っていうこと。

それと、集まった人が面白すぎた。

・もとの農園近くの地域のファン
・地元をちょっと離れて仕事したい主婦
・いなかの移住希望者
・ゆくゆく就農希望者
・数万人のフォロワーを持つユーチューバー
・プロミュージシャン
・キャリアにちょっと迷ってる人
・休日、家にいると家族にウザがられるサラリーマン

ああ、たしかに。って動機の人と、え!そんな理由で?って言う人が混在しすぎててめちゃくちゃ面白かった。

そんな中で、「ちょっとぼんやり立ち止まる場所」って、今の日本には少ないのかもなあって思った。

「ちょっとぼんやり立ち止まる場所」って、結構むずかしい。
まちなかの忙しいスタバじゃゆったり立ち止まるって、意外とできない。だって、ぼんやりしてたら、みんなに置いていかれるんじゃないか、自分ってめっちゃだめなやつなんじゃないかって思っちゃうことない?

だからって、優しく包み込んでくれる場所も、悲壮感に溢れてたら意味ない。

うちは、別に誰も特別優しいわけじゃないけど、(そして冷たくもない)なんだかみんなおもしろくておかしな趣味を持っていて、人と違う軸をもっていて、なんだかよくわからないけど前向きでよく笑う。

よく考えると、意味分かんないけど、いるだけで元気をもらう。そんな人を見ていると、「まあいっか、私も、はみ出しちゃっても」って思えるようになるんだ。(そもそも私ははみ出してんだけどねw)

こういう場所って、これからとっても必要とされるんじゃないかと思っていて。

給料も上がらない、年金も期待できない。ふっと立ち寄れる田舎のおじいちゃんおばあちゃんもどんどんいなくなっていく。そんな日本で、自分らしい生き方をゆったり模索できる場所。

家の中で、三角座りで悩んでると、どんどん鬱っぽくなるから。手を動かしながら考えるのはいいよ。

考え事しながらできる作業なんて売るほどあるよ。
だからみんな、農業体験しに来ればいいのに。と、わたしは、割と本気で思っている。

ということで、そんなこともぼちぼち勧めていければ。私たちだけじゃできることに限界があるので、ぜひ、一緒にこんな場所を広げてくれる人を募集してます。

農に携わりたいひとはもちろん、

・いつか田舎暮らししたい
・田舎の人と関わりたい
・キャリアにもやもやしてる人
・キャリア支援関係者の方
・相談支援関係の方
・福祉関係の方
・ボランティア先をさがしている企業さん

ぜひ、お気軽にお声掛けください。

個人でやっている農家ですので、痒いところに手は届きませんが、こまわりは効きます。
稼働時期は5~11月。冬の間はゆっくりお話できます。

詳しくは、こちらの動画でお話しています。
▽動画▽


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